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10年以上の素意

この記事のトップ画像を見て、”LC-A”・”ロモグラフィー”の単語が浮かんだ方、仲良くなれそうです。

半年ぐらい、たまにショーケースを眺めては、迎えるかどうか考えたLC-Aを今日迎えました。

カメラを触り始めた10年以上前のトイカメラの全盛期に、値段で手が出ず、「シャッタースピードがオートなんて。カメラはフルマニュアル」という訳の分からない論理で自分を誤魔化していたのもあるのです。

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ロモ蔵が描かれたLC-Aなので、レンズはロシア産です。ウィーンモデルと呼ばれるタイプのLC-Aですね。

ソビエト連邦時代のものはロモ蔵は描かれていなく、made in Russiaと書かれている所にmade in USSRと書かれています。

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この写真では分かりませんが、電池の接点部分が片方は真っ白、もう片方は緑です。

動作未確認のジャンク品。購入前に動作確認に電池を入れても反応無し。赤が点灯せず勿論シャッターも切れない状態。一旦ショーケースに戻してもらい、退店して1時間駐車場で1人悩みました。

赤が点灯してシャッターが切れないのであれば購入しなかったと思います。でもこの個体は赤も点灯せずシャッターも切れない状態だったので、単なる液漏れによる通電不良と判断して購入しました。

ヤスリ・ベンジン・酢・綿棒の出番です。

ヤスリで擦り、ベンジンで拭き、ヤスリで擦り、酢で拭き、ヤスリで擦り、酢で拭き、ヤスリで擦るを無心に繰り返す事15分くらい。白と緑で覆われていた接点が、輝きはしないものの地が姿を現し通電するようになりました。

酢は酸性なので、アルカリ性の電池の液の固着を中和して汚れが落ちるのです。

後の部分はフィルム室のフィルムを装填するところ以外は綺麗です。

試し撮りに、先日ヤフオクで期限2022年の9月、36枚撮り3本セット1900円位で競り勝ったスペリアプレミアムを通してみました。

LC-Aは正常稼働でも個体差が大きいので、どんな写りかはあくまでも参考程度に見ていただけると幸いです。

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夜の店内、フラッシュ無しです。これだけ写るとは思いませんでした。

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ひとしきり迷ったクリスマスプレゼント。兄が大きいものを選んだと伝えても、大きいものではなく「これが良い」と。サンタクロースは痛手にならずに助かりましたが。

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兄はレゴでした。

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習い事のクリスマス会の準備と道中。

この辺もフラッシュ無しでの撮影ですので、被写体ブレがすごいですが、場の雰囲気もそのまま写ってると思います。

これは最高の相棒になる予感。

フィルムを通してみて思ったのは、、「子供が産まれたときに、このカメラを持っていたらなぁ、、」でした。


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