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【説明会開催|募集開始】Well-being コンパスプロジェクト2021年度 〜なんとなく聞いたことがあるけれど・・・ウェルビーイングって何?という方へ〜

出村 沙代 Sayo DEMURA

北大コンパスプロジェクトは、対話を通じてウェルビーイングについて探求/模索するプロジェクトです。

本noteでは、プログラム概要や応募方法についてなど、北大コンパスプロジェクトについての詳細をお伝えさせていただきます。

●すでに説明会への参加を希望されている方はこちら(説明会申込)へ
●Webサイトはこちら
応募開始は7/17の予定です。

北大コンパスプロジェクトとは?

第1期は、「心の中を散歩する期」とし、半年間をかけて、オンラインでのワークショップを合計5回実施しました。対話を通じて一人ひとりウェルビーイングを探求し、全国から参加している多様な参加者同士が繋がり継続的に対話するからこそできる深い対話を体験しながら、最終日には、シナリオプランニングでウェルビーイングな未来について描きました。自主勉強会では、読書会やお互いのストーリーを聴き合う中で気づきを紡ぐなど、参加者発案の企画も多数実施しました。

第2期は、第1期のプログラムを生かしながら、「教育」「働く」「デジタルネイティブ」「ジェンダー」「障害・福祉」(変更になる場合があります)のテーマ毎のウェルビーイングについて深めながら進めていきます。抽象的な概念を扱うので、ビジュアライズ(グラフィックレコーディング、グラフィックファシリテーションなど)やオンラインホワイトボードmiro等を活用しながら進めていくのも一つの特徴です。自宅や自分の居心地の良い場所から参加できるオンラインならではの良さを生かし、プロジェクトを通じて得られる気づきや学びを日常に落とし込む仕掛けを意識しています。

なんとなく聞いたことがあるけれど・・・ウェルビーイングって何?

「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉です。1946年の世界保健機関(WHO)憲章の草案の中で、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます(日本WHO協会:訳)」と用いられています。本来WHOの文で厳密に言えば、身体の「体調」ならぬ精神の「"精神調"」や友人関係の「"友関係調"」、懐具合の「"懐調"」と言ったぐあいに色々なウェルビーイング(良好性)というものが存在するのだ、という事を表しています。これが前述の定義に出てくる、ウェルビーイングの多様な側面=色々な種類のウェルビーイング(良好性)という事です。病気で言えば、色々な「症状」があって、それぞれ程度も違う。健康には、色々な「ウェルビーイング(良好性)」があって、それぞれ程度も違う、という事です。「社会的なウェルビーイング(良好性)が低い」、というような表現も使われます。 
出典:日本WHO協会


参加対象者について

参加対象は学生から、年齢制限はありません。オンライン会議ツールを利用できる方であれば、どなたでもご応募いただけます。一方で、本プロジェクトは座学を一方的に学ぶものではなく、参加者一人ひとりが自分自身の知恵を持ち寄り、ダイアローグ(対話)を通じて、お互いに学び合う双方向コミュニケーションで進んでいくスタイルです。ご自身や家族、活動するフィールド、現場でのウェルビーイングについて探求したい方、対話の場づくり(オンライン、対面)、ファシリテーション、プロジェクトベースでの話し合いに関心のある方をお待ちしています。


ダイアローグ(対話)から始めるウェルビーイングのプログラム

大きく3つのプログラムから構成しています。

コンパスプロジェクトポンチ絵

(1)全体プログラム
全員参加ワークショップ/全てオンラインの予定
(2月は北海道大学での対面/オンラインのハイブリッド開催の可能性あり)

全て対話型ワークショップ形式にて進行します。
第0回  8月21日(土)10:00-12:00   キックオフ
第1回  9月11日(土)  9:00-12:00   わたしとウェルビーイング 
第2回 10月2日(土)  9:00-12:00    わたし×◯○ 
第3回 12月11日(土)9:00-12:00    わたしたちとウェルビーイング 
第4回  2月19日(土)  9:00-12:00   ウェルビーイングな未来を描く

(2)テーマ毎のゼミ
参加自由/希望ゼミに参加

テーマ
 ①教育 ②働く ③デジタルネイティブ ④ジェンダー ⑤障害・福祉 
毎にウェルビーイングについて探究します。

いずれか、もしくは希望するゼミ全てに参加することが可能です。
テーマ毎に、1〜数回実施予定です。

※テーマは現状を優先して変更になる場合があります。
※この他、有志にて自主勉強会等実施する予定です。

(3)学びのプラットフォーム
プロジェクトでの気づきや学びを日常に落とし込むため、全体ワークショップの間には期間を空けてきます。自主勉強会や、情報交換、オンラインツールmiroを活用した交流スペース等を活用して、自分のペースで、ウェルビーイングについて探究できるような、余白とスペースをお楽しみください。


参加概要

応募期間:2021年7月17日〜8月7日23:59(8月11日 選考結果通知予定)
応募開始:2021年7月17日 説明会後 を予定
定員:20名程度
開催場所:オンライン開催(ワークショップ等はZoom/やり取りはSlackもしくはFacebookグループを利用予定)
※最終回については、COVID19の状況によって北海道大学にて開催可能な場合は要検討の予定
参加費:無料


ホスト(ファシリテーター/ゼミファシリテーター/特別講師)の紹介

本プログラムは、"持続可能な地域に向けたSDGsを考える人(SDGs Thinkers)のための教育プログラム" の一貫として、ウェルビーイングを探求する「コンパスプロジェクト」です。さまざまなバックグラウンドの方と共に、ウェルビーイング×◯◯を結びつけて、対話を通じてウェルビーイングを高めていきます。

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詳細はWebサイトをご確認ください。

さまざまなバックグラウンドを持つホストたちが、答えのない旅路を共に歩みます。


ビジュアライズ/オンラインツールを活用したプログラムづくり

大学生から社会人、退職された方まで、参加される方の背景や職業、専門はさまざまです。私自身が受けてきた教育は、同じ教室にいる人と同じことを学び、同じ学びの物差しで評価されることが多かったように感じますが、このプログラムでは、一人ひとりが「得たいこと/持ち帰りたいことを自分で設定し、自分に必要な学びを深めていく」を目指します。ですので、スタートもバラバラ、ゴールも人それぞれです。

そのような学びを実現するため、毎回のワークショップのアーカイブについては、オンラインホワイトボードツールmiroを活用して残したり、ワークショップ中にも、自分のペースで話しやすいよう必要なツールを取り入れていく予定です。

また、ウェルビーイングという抽象的なテーマ、また、個人の価値観などの大切な部分に触れるような場面もあるため、グラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションといった、「話の見える化」の技術を取り入れていきます。

オンラインは、自分の居心地の良い場所から参加することができます。大勢の教室や会場が苦手な方も参加しやすいという点もオンラインの良い点の一つではないでしょうか。

▼miroとは?実施例のご紹介

▼ビジュアライズとは?


なぜ今、ウェルビーイングなのか①
〜山中教授からのメッセージ

私たちは何を学んできたのでしょうか?私の場合、一生懸命、勉強し、北大教授となり、数多くの学生も育ててきました。でも、50歳代になったら何をしたら良いか、80歳代の親に何をしたら良いか、子供に何をしたら良いか、学ぶ場所は見つかりませんでした。乱暴な言い方をすれば、学校教育は、知識を授け、社会で役立つ人大量生産する効率良い仕組みでした。特に、高校までは、文部科学省が定めた学習指導要領のもとで、全国どこでも同じ知識が学べるような仕組みとして、戦後の日本における成功した仕組みでした。その結果はどうでしょうか?自分の考えや気持ちを伝える、幸せを考える、一人ひとりが自らの人生を豊かにする学びがあったのだろうか、どうして、こういうライフスタイルとなったのか、気がつくと、分からないことだらけです。
 
そのなかでウェルビーイングという言葉に行きつきました。「生徒の学力調達度調査」(PISA)の実施で知られる経済協力開発機構OECDは、Education 2030の中で、「学習者は、地球、地域社会、個人のウェルビーイングに基づいて共有される未来を形成する責務がある」と示唆しています。未来にバトンを手渡すことを意識したウェルビーイングの教育プログラムが必要なんだ…と思い至りました。
まず、出来るところから…私自身、まだウェルビーイングって何?どうすれば良いの?ということを全然知りません。学び、教育プログラムを作りたいと思う私と一緒に歩んで下さる方を求めています。最初の一人になってくれた出村沙代さんと呼びかけたいと思います。


なぜ今、ウェルビーイングなのか②
〜出村からのメッセージ

不安定で、不確実、曖昧、複雑な時代。COVID-19と共に過ごす中で、言葉だけでなく体験としても実感した方も多いのではないでしょうか。一刻一刻と変化する中、あなたは何を大切にして、わたしたちは何を大切にして、どこへ向かいたいのか。
 
誰にでもある凸凹(得意/不得意)の差が大きくて生きづらさとともに生きている発達障害をキーワードに、当事者や家族、支援者、研究者、教育関係者など、様々な職種の方々が対話する場、『One day cafe 〜凸凹の?について語るcafe〜』を6年前から全国で実施してきました。「肩書を手放して、本当に話したいことについて話そう」と、抱えている課題や問題点、生きづらさのストーリーに、まずは最後まで耳を傾け、そして対話を通じて参加者同士で知恵や知識を出し合い続けてきました。述べ2000名の方々と対話する中で、私自身が望んでいるのは、誰かに理解されることでも、発達障害自体の啓蒙でもなく、支援されることでもなく、「一人ひとりがありたい姿を自己認識し、そのために必要な知恵を修得し、自分から動いていける場があること。必要なら助けを求める」こと。そうすることで、「何が正しい/間違っているではなく、その先の、新しい価値や可能性が生まれていく」そんな学び合いの場を継続させることに行き着きました。
 
誰しも凸凹をもっています。そこには良い/悪いはなくて、グラデーションがあるだけです。私の普通と、あなたの普通は違う。それがみんなの「ふつう」になってほしい。同じように、私の幸せと、あなたの幸せは違う。多様性を認め合う先にどのような共創がまっているのかを考えた時、ウェルビーイングという考え方は、もしかすると何かの突破口になるのではないかと考えるようになり、本プロジェクトに期待するようになりました。まだ、道はありません。過去に置いていきたいものを整理し、未来に向けて創り出したいことを創り出す。ウェルビーイングを一つの切り口として、対話を通じて考えて、それを行動にしていきたいと思います。一緒に、「学び方を学ぶ場」「学び方を創造する場」を創りませんか?答えのないプロセスを一緒に歩んでくださる方の参画をお待ちしています。


過去の受講生の声/2020年度のレポート

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詳細はサイトからご覧いただけます


最後に

本プログラムを必要とする方に届くよう願っています。同時に、可能なら、希望する方全ての方に受講いただきたいのですが、開催側のキャパシティの限度により、約20名という限られた定員となります。そのため、参加理由により選考を実施することになります。

本プログラムは、「座学を一方的に学ぶものではなく、問いを元に、自ら探求していくスタイル」「ダイアローグ(対話)を通じて、お互いに学び合う双方向コミュニケーションで進んでいくスタイル」です。また、このプログラムをホスト(運営するメンバー)自身も、日々、自分自身のウェルビーイングを探究する一人でもあります。

何かを教えてもらいたい方を対象とはしていませんので、ご自身が持たれている問いや、所属するコミュニティや組織の「わたしたち」にどのような学びや気づきを持ち帰りたいかを言葉にしていただければと思います。もしも今年度、ご一緒できない場合も、来年度も続くプロジェクトとなりますので、ご自身を大切にしながら、ご検討いただければと思います。

それでは、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。


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