【エンジニア】新卒入社し、外部のカンファレンスにも登壇 delyで視野と知見を広げるiOSエンジニア
新卒でdelyに入社し、活躍している社員にフォーカスしたインタビュー。今回は、2022年に新卒入社しiOSエンジニアとして活躍する上原悠暉さん。
iOSエンジニア未経験での入社ながら、「iOSDC Japan」という著名なカンファレンスに登壇するまでに成長した上原さんに、入社までの経緯や入社後のやりがい、これからの展望をお聞きしました。
このnoteに登場する社員
カルチャーマッチするdelyで働きたかった
――iOSのエンジニアとしてdelyに入社するきっかけはなんだったのでしょうか?
上原:
小学生のころからパソコンが身近にあり、Webメディアの運営やWebサービス開発をしていました。
iOSを触り始めたのは、dely内定後にインターンを始めてからです。iOSにも興味はありましたが、自分から率先してやりたいというほどではなくて。
どちらかというとdelyに入社したいという気持ちの方が強かったですね。最終面接の前に「どこのポジションがいい?」と聞かれて、「delyに入れれば、どの領域でも大丈夫です!」と答えた記憶があります。
――そこまでdelyに入社したいと思った理由はなんだったのでしょうか?
上原:
「クラシルのインスタが逆転でNo.1フォロワーになるまで」という記事をSNSで見たのが最初のきっかけでした。そこから、自分も好きな料理をテーマにしているし、勢いのある会社だし……と興味を持ちました。
CEOの堀江さんの人柄もすごいなと感じて。20代のときはガンガン働いて、いろいろな経験をしてスキルをつけたいと思っていたので、そういう意味でもdelyの規模や組織体制が魅力的でした。
そういった様々な理由が重なりdelyに入りたいという気持ちが高まったという感じです。
――就職活動をしているときは、「クラシル」にどんなイメージを持たれていましたか?また、エンジニアとして関わるとき、技術的なところではどんな印象がありましたか?
上原:
大きな資金調達をしており、SNSのフォロワーがもの凄い勢いで伸びているイメージでした。
またレシピ動画は全て内製されているのに、組織規模はそこまで大きくないとも感じましたね。
技術的な側面だと、温かみのあるデザインと使い勝手の良さを実現している。動画配信によるトラフィックの多さに対応しているなと思った記憶があります。
――入社して「これをやりたい」というような野望はあったのでしょうか?
上原:
野望は全然なくて(笑)。僕自身、もともとプロダクト志向な人間ではあるので、そういう意味でカルチャーマッチはするだろうと思っていました。
カルチャーマッチしてしまえば、プロダクトを良くするアイデアを出したり、貢献したりすることは難しくないだろうと考えていましたね。
――面接や選考過程、インターンの中で印象的なエピソードがあったら教えてください。
上原:
CPOの坪田さんと2次面接でお話をしたのですが、冒頭からしばらくはいわゆる面接をして、残りの時間は坪田さんがずっと「Googleマップのここがすごい」という話をされていたんですよね。
僕もGoogleマップに投稿していてもともと関心があったこともあり、とても意気が合ってしまって。楽しかったのですが、「面接、これで良かったのか?」と心配になりました(笑)。
――会社に持っていたイメージは入社前、入社後で変化はありましたか?
上原:
入社当時は「クラシルリワード」もなく、「クラシル」の料理コンテンツが柱として存在していたので、最初は社員の皆さんも料理好きで柔らかい雰囲気の方が多いのかなという印象を持っていました。
ところが実際に入社してみると「どんどん行くぞ!」というエネルギッシュで真逆な印象を持ちました。
そのギャップに初めは戸惑いましたが、仕事をしていく中で素早い意思決定をしていく、そして誰でもデータを分析して改善していくスタイルの虜になっていきました。
1人で取り組んだ大プロジェクトを経ての成長
―その後、iOSエンジニアとしての入社が決まった時の気持ちを教えてください。
上原:
当時、使っているスマートフォンがAndroidで。Apple製品に興味はありましたが、身の周りになかったのでiOSのエンジニアで本当に大丈夫か?という不安はありました。入社して1年ぐらいはずっと不安でしたね。
――「iOSエンジニアとしてdelyでやっていけるかも!」と思ったきっかけは何でしたか?
上原:
入社してからしばらくは、delyのメンター制度でアサインされた先輩社員のサポート期間がありました。その期間中にある程度ノウハウを知ることができ、基礎固めはできていたと思います。
ただ実際の実務はなんとか気合いで乗り切っている感じだったので、ブレイクスルーというほどではなくて。
その後、8月くらいから「クラシル」のブランドリニューアルの担当をやることになったんです。「上原やってみようか」と上司の一言で、僕が担当することになりました。
とにかく知らないことだらけで、先輩が言っていることの10個中10個わからないような感じで…。そのなかで、「クラシル」の画面全部とアイコンの刷新を達成することができました。
とにかく作業量が多い中でやり切れたことが、iOSエンジニアとしてやっていけると思えたタイミングかもしれないです。
――入社してすぐの新卒エンジニアに、すごいアサインですね。
上原:
実は、機能変更をした最初のバージョンに不具合を埋め込んでしまって、アプリの審査でリジェクトされるということもありました。
その時は本当に震えましたね。周りの先輩たちに様々なサポートもしていただきつつ、なんとか乗りきました。
――今はどのようなお仕事を担当しているのですか?
上原:
iOSのチームは今7人でやっています。僕は、去年「クラシルリワード」が立ち上った後に、「クラシル」から異動してきて、今も「クラシルリワード」の担当をしています。
「クラシルリワード」はアプリとしても若く、開発速度はものすごく早いです。体感では今まで経験した開発の倍以上のスピードで動いています。
いかにユーザーに価値を早く届けるかを、「クラシル」のときよりも強く意識するようになった気がします。
新しいアプリゆえにまだ機能が足りていないので、どんどんチャレンジして、どんどん良くしようという空気がありますね。
人脈が広がり、「iOSDC Japan」登壇へ
――エンジニアリングの領域は、目まぐるしく技術が進化していきますよね。同時にサービスもどんどん成長していく。その中で求められる技術も変化していくと思うのですが、どのように新しい技術を身につけているのでしょうか?
上原:
基本的には業務を通じてキャッチアップをしています。ここ半年間はカンファレンスへの登壇や、コミュニティ活動にも力を入れているので、外部の方々の知見を自分の中で噛み砕いて、それを社内に持ち帰り、共有することも多くなっています。
参加レポートを作ることもありますし、日々行っているコードレビューのなかで、外部で得た知見を分析したりして、社内にも還元しています。
――「iOSDC Japan」やサイバーエージェントのカンファレンスへの登壇もされているとのことですが、登壇やコミュニティに力を入れるきっかけは何でしたか?
上原:
学生時代に広島に住んでいたのですが、広島にはITのコミュニティがあまりなくて…。最新の情報を手に入れるのも難しいし、困ったときに助けてもらえないという状況でした。
上京後はコロナ禍の影響もあってイベントも少なく、そもそも参加が億劫に感じるようになって全然参加していなかったんです。
でも、先輩に「出たら?」と言われて2月にイベントに登壇することになって。でも、そこで全然いい発表ができなかったんです。
そこから「これじゃ良くない」と思うようになり、「try! Swift Tokyo」という国際カンファレンスにスタッフとして参加しました。
そこから一気に人脈が広がり、他のイベントにも参加するようになって。そこからご縁もあり、気がつくと「iOSDC Japan」などにも登壇することになりました。
過去も含め、周りを見ることの大切さ
――最近は登壇などを通して、社外の方との関わりも多いとのことですが、入社してからのこの2年で、技術とは別のコミュニケーションなどの部分で成長したなと感じるところはありますか?
上原:
delyには”Heart to Heart”というValueがあります。気になったことがあればお互いに配慮しつつも伝え合い、それをもとにより良く成長していこうという文化です。
これがあったから自分は成長できたのではないかと思います。
恥ずかしい話になるのですが、入社した当時のSlackを見返すと、自分の伝え方やスタンスはもっと工夫できたなと感じることもあって(笑)。
過去の自分に違和感を覚えるということは、当時に比べると相手への気遣いなどはできるようになったんじゃないかなと思います。
上司と定期的に1on1をしますが、そこでもHeart to Heartなコミュニケーションが取れるようになった実感があります。
――チーム内や上司、同僚から技術を向上させるために教えてもらったりするエピソードがあったら教えていただきたいです。
上原:
ある上司から「今後iOSエンジニアとして、もっとスキルを高めていきたいのであれば、なぜ、その作り方になっているのかをもっと幅広い視点で捉えたほうがいい。
過去の経緯も汲み取って、その上で今こうなっているのを意識すればさらに成長できる」と言っていただいたことがあり、それは印象に残っています。
過去のソースコードを見ていると「どうしてこの設計になったんだろう」と思うものもあるのですが、直接聞いたり、外部のコミュニティの人に「こういう設計って、どうなんだろう」という話をして、いろんなところで壁打ちをするようになりました。
当時の上司がどうしてそんなことを言ったのかなと考えると、もっと成長してほしいということだったのかなと。
過去の経緯を僕が正しく判断できるようにならないと、今後、新しい人が入ってきたり、大きな技術改善が必要になったりしたときに誤った判断をしてしまう可能性がある。
僕は機能の細かいところに目が行きがちで、全体としてどういう設計なのか、どういう思想で作っているのかの視点が抜け落ちていました。
当時の上司はそれを踏まえてアドバイスしてくれたのかなと。そのアドバイスを聞いて、僕自身もっと周りを見ないといけないなと感じました。
iOSのプロダクトを今後、長期的に成長させていくためには、すごく大事な視点だなと。
世界を照らす発明をするために大切なやり切る力
――悩んだり、壁にぶつかったりしたときは、どういうふうに乗り越えたりしていますか?
上原:
ここ1年半ぐらいは、疲れたときやしんどいときは筋トレをするようにしています。
たまたまある日に遅い時間まで社内で作業をしていたのですが、ジムで走って筋トレをして家に帰ったら、しんどかったことも忘れているんですよね。いい気分転換になっています。
――これからdelyのエンジニアとして、会社やサービスにこういうふうに貢献していきたい、あるいはこういうエンジニアになっていきたいといった展望はありますか?
上原:
会社のミッションが「世界を照らす発明を続ける」と掲げているので、それを実現するメンバーの一員として、「クラシル」も「クラシルリワード」もさらに使いやすいプロダクトに仕上げていけるよう技術的なアプローチをしていきたいと思っています。
――こういうエンジニアと一緒に働きたい、エンジニア以外でもこういう人と一緒に働きたいというイメージはありますか?
上原:
正直、技術的な面はあんまり重要じゃないと考えていて、どちらかといえばマインドセットをちゃんとできる人がいいなと思っています。
組織の動きも早いですし、プロダクトの方向性もすごいスピードで変化していくので、それに対してネガティブにならずに「どういうアプローチができるのか」を、自分の中で落とし込んでやっていけるような人とご一緒したいですね。
あとは、やり切る気持ちがあることも大事かなって思います。自分の趣味でもある筋トレやサウナが好きな人だとなお嬉しいですね。
――上原さんから見て、delyで活躍する人とか、光っているなぁみたいな人の特徴ってありますか?
上原:
数字で物事を語れる人は、輝いているようなイメージがあります。自分でオーナーシップを持って推進するとなると、経営層に対して説明することも必要になるので、数字で語ることができるというのも重要な要素だと思います。
あとはタフな人も光っている人が多いですね。やり切るガッツがあって、数字で語れるような人が強い。
僕自身はまだタフさが足りないなと思うので、筋トレで気分転換しつつ、体もデカくしつつ、やり切っていきたいですね。
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