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スバルが山開拓!?なまち(千葉県鴨川市)

【まちnote #22】千葉県鴨川市

鴨川シーワールドや鴨川温泉郷で知られる千葉県のリゾート、鴨川市。

今日はそんな往年のリゾートのまちづくりのメモ。

東京から1番近い棚田

特に人気のスポットは、「東京から1番近い棚田」と言われる大山千枚田(おおやませんまいだ)です。

大山千枚田は急斜面からなる山岳地にあるため、耕地整理が遅れたことで、通常の水田には欠かせないため池や水路も一切なく、800年も前から現在に至るまで、雨水だけで耕作し続けている日本では他では見られない天水田からなる貴重な棚田だそうです。

一方で、農家の高齢化が進み、棚田の耕作放棄地が増加傾向にあり、この風景が失われつつあります。そんな中、都心部の方向けに「棚田オーナー制度」が導入されました。

この制度では、年30,000円で1区画(100㎡)のオーナとなり、田植え、草刈り、稲刈り、脱穀、収穫祭など年に最低7回ほどの手作業に参加し、大山千枚田の棚田の土地を借りて、米作りや土地の管理を行うことができます。

都心の居住者にとっての非日常体験が、耕作放棄地対策としても作用する、地域課題対策の好事例ではないでしょうか。

SUBARU里山スタジオ

また、今月最近話題になっていのは、SUBARU里山スタジオです。

自動車メーカーのスバルが「里山をそのまま生かした自然の中でメディアがクルマの撮影ができる場所」をオープンした。

驚くのはそのスピード感。なんと土地調査から2か月でオープンに至ったといいます。

スタジオが開発された場所に合った鴨川市嶺岡(みねおか)キャンプ場が2015年に閉鎖して以来、敷地内にある愛宕神社を守るために周囲の管理は続けられていたそうですが、地域の人たちは「キャンプ場がこのままの状態で放置されるのはもったいない」という気持ちをずっと持っていたようです。

そのため、2021年4月の現地視察以降、地域の人たちも導入路の草刈りを手伝うなどして、6月中旬にプレオープンとしてメディア向けの最初の撮影会を開催までこぎつけました。

スバル社として、この活動を「事業」としてではなく「広報」として明確に位置付けていることもポイントです。里山スタジオは、「大地と空と自然」というスバルのイメージをメディアに伝える「広報」を目的としたフィールドであるため、都心部のメディアが足を運びやすい東京から1時間半以内、日帰りでの取材が可能な場所を選定したそうです。

大企業の「広報」として、イメージを体現する場所を生み出す。それだけではなく、その場を地域の人たちと一緒に生み出すことで、地域からも愛される場所となる。SUBARU里山スタジオは、そんなチャレンジをし始めています。

実は、人生で最初に買った車はスバルのレガシー。ラフロードもなんのそのの、その男らしさにほれぼれしたものです。そんなご縁もあり、このまちづくりの活動はとても興味があります。

オルカ鴨川

また、サッカー好きの僕としては、「南房総から世界へ」というビジョンを掲げるオルカ鴨川FCのチャレンジも見逃せません。時間を見つけて観戦に行ってみよう。

はー、鴨川いってみたい。

気ままに更新をしています。マーケティング、フィンテック、スポーツビジネスあたりを勉強中で、関心があう方々と情報交換するためにnoteはじめました。サポートいただけると力がでます。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m