見出し画像

#13 売れないNFT

今回のPickUpは、CHIMNEY TOWN社が発行する農家を応援するNFTについて触れた記事。

CHIMNEY TOWN社では上記の取り組みだけでなく、こどもたちに絵本を贈るプロジェクトでもコイン型のNFTを発行しています。

投資・投機が多いNFT

世界中のNFT投資家のほとんどは、その値上がり益を期待しています。そうである以上は、値下がりした場合、投資家はそのNFTを発行したクリエイターを嫌いになる可能性があります。そもそも、クリエイターや活動に対する関心が1ミリもない投資家もいるかもしれません。いずれにしても、NFTは「誰かにいつか高く売れる」という期待で成り立っている市場です。

売れないNFT

そんな中、CHIMNEY TOWN社は「誰にも売れないNFT」を発売し、かなりの高額(約12万円)でNFTを販売しています。NFT投資家は何にメリットを感じてNFTを購入するのでしょうか。「誰にも売れない」のだから誰かに高く売って利益を得ることはできませんから、投資・投機ではありません。

ここでNFT投資家が感じるメリットは、「支援の記録」です。一度購入したNFTはブロックチェーン上に永遠に刻まれ消えることはありません。そして、ウォレットに保有しているNFTは世界中に公開され、自分のアイデンティティ・自己紹介替わりになります。あからさまに周囲にドヤりたい人は少ないと思いますが、ブロックチェーンの世界では自分のウォレットがオープンになるのがあたり前になる訳ですから、ウォレットの中身が人となりを語るなによりの代弁者となっていくはずです。

このような「支援の記録」をしていくことに、NFTの可能性を見出せそうですし、今後もその最前線を走るCHIMNEY TOWN社の活動に注目していきたいと思います。

以上


関連図書



気ままに更新をしています。マーケティング、フィンテック、スポーツビジネスあたりを勉強中で、関心があう方々と情報交換するためにnoteはじめました。サポートいただけると力がでます。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m