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投げ銭ちょこっとまとめ

Jリーグが正式にネット上で少額のお金を募る「投げ銭」システムを導入する方針を固めた。

この動きはスポーツだけでなく、音楽業界でもみられる。

コロナ環境下、「投げ銭」がよく話題になるが、そもそも昔からあるこの「投げ銭」が今注目される理由はなんだろうか。

従来、投げ銭=投銭(とうせん)の定義は下記だ。

大道芸やストリートミュージシャンのような、何らかのパフォーマンスをする人への称賛を兼ねた少額の金銭の投げ入れを行う行為の事。

そうこれだ。

もちろんコロナが拍車をかけているわけだが、その前から、この「投げ銭」がデジタルの世界で急激に広がっている大きな理由は下記だ。

①通信の高速化により動画配信が可能になった
②決済手段の多様化により送金手数料が低下した
③ブロックチェーン技術により送金が国境を超えた
(各国で法規制が異なるため、仮想通貨を活用する方法以外はサービスとしては成立していない。仮想通貨も体験が複雑でまだまだ黎明期)

この背景を考えると、動画コンテンツとして優れていて資金が不足している日本のスポーツ界・音楽界において、「投げ銭」が導入されるのは時間の問題だった。それにコロナが拍車をかけたのだ。

この投げ銭を活用してお金を集めたい場合、個人的に「まずは利用を検討すべき」と思うサービスを少しだけまとめてみた。信頼性の高い企業のサービスであり、(仮想通貨は使わず)円で決済できること、これはシンプルでとても大切なことだと思う。

Live Chat(YouTube)

Live Chatは、YouTubeの配信者が下記3つの条件を満たしていると使える機能だ。

①チャンネル登録者が1000人以上
②過去12ヶ月の再生時間が4,000時間以上
③18歳以上

10,000円の投げ銭があった場合、約6,000円が届く。
(Apple手数料=約2,000円、YouTube手数料=約2,000円※携帯からの場合)

クリエイターをサポート(note)

noteの記事にある「クリエーターをサポート」するボタン。受動的なサービスだが、文才のある人は、読み手からの応援を少額で受けられる。

動画配信などの活動でnoteの存在を知らせ、noteでは活動報告をしながら投げ銭をもらう、という形は増えていくのではないでしょうか。

10,000円の投げ銭があった場合、8,500円が届く。
(note手数料=1,500円)

動画配信×クラウドファンディングサイト

「投げ銭」とは名乗らないが、そもそもほとんどのクラウドファンディングサイトを使えば同じことができる。今後増えていくやり方なんではないかと思う。

例えば動画配信の中で、「MAKUAKEでクラウドファンディングやってまして、こちらのURLから応援をよろしくお願いします!このライブ中に応援してくれて、MAKUAKEにコメントくれた人、別途●●を送ります!」と伝えてしまえばいい。
※通常の出資者と公平性を保つために、クラウドファンディングサイト上でも「〇月〇日のオンラインイベント中に応援&コメントくれた人には●●も贈呈」などの記載は必要。

その他

Showroomや17等、他にも様々なサービスがあるが、そのほとんどがアイドル・俳優の方々向けのプラットフォームとしてそれぞれが特色を出しているため、あまりビジネスユースには向かないものが多い気がする。

まとめ

個人的には、「動画配信×クラウドファンディングサイト」はすごくお勧めだし、自分がクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げる際には、動画配信によるライブはセットにするだろうなぁと、妄想している。




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