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新井由木子【思いつき書店】

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「思いついたことはやってみる」と言うのは、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカスブック」店主であり、イラストレーターでもある新井由木子さんです。世界文化社deliciou… もっと読む
運営しているクリエイター

#書店

これは、つまらない仕事をはかどらせる、わたし独特のコツについての文章と、 一生か…

わたしの仕事道具であるノート型マッキントッシュはクリック機能が壊れ、マウスがないと動かな…

noteを始めようとしたけれどリキャプチャの認証が上手くいかなくて苦しんだことと、人…

リキャプチャの認証がうまくいかないかたへ。 人間は(生理学的に)どこまで耐えられるのか知り…

絵描きで 52才のおばさんですが 書店を作った話と エドワード・ゴーリー

絵を描き続けたいひとへ ちいさな書店を営みたいひとへ これは、画業だけで成り立たなかった…

ちいさな書店ペレカスブックより

52歳(2020年現在)の おばさんで 絵描きで 書店主 です。 1998年HBgallery file competition大…

自分の着たい色を着たら青いキャラが立ちすぎた/新井由木子

 袖を通さずに大切にとっておいたのは、『たかね裁縫所(vol.57 昔、オシャレだった参照)』…

おばさんと呼ばれてゆるす場合とゆるさん場合/新井由木子

『150円ババア』 『コロネババア』  このキョーレツなあだ名は、わたしの営むペレカスブック…

指摘したって仕方ない/新井由木子

 世の中には「なすすべがない」ということが往々にしてありますが(思いつき書店vol.074 なすすべはないの巻参照)、更に「自分の体でありながらも、なすすべがない」ということも、残念ながらあるのです。  当事者であり、誰よりもそのコンディションがわかり、努力もダイレクトに実感できる存在でありながら、コントロールできない。無力感に苛(さいな)まれることこの上ない事態です。  わたしの場合は自身の「汗」について、なすすべのない思いをしています。自分でも呆れるほどの汗かきで、真冬

地獄底/新井由木子

 さんざん時間とマネーを費やして、最終的に地獄の底が開いたお話です。  あれは3年ほど前…

クレームは思いやりをもって/新井由木子

草加の、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカスブック」店主であり、イラストレータ…

ダブル帽子/新井由木子

「思いついたことはやってみる」と言うのは、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカス…

叔父の葬儀/新井由木子

 叔父の葬儀に参列するため、伊豆諸島の新島に行ってまいりました。  長い間、病と闘ってい…

お友達になってください/新井由木子

 SNSには『友達申請』という残酷なシステムがあり、一日中悩んだ末に勇気を出して「友達にな…

太ってますよ/新井由木子

 先日、カオリさんという定期的にペレカスブックに絵本を選びにいらっしゃる素敵な方が来店さ…

大人の言うことを聞いたほうがいいか聞かないほうがいいか/新井由木子

 昔、祖母がお菓子の缶を見せて 「これには絶対触ってはいけないよ」  と言って、それをそのままわたしの見ている前で、子どもの手の届かない棚の上に片付けました。  それはきっと、子どもにおもちゃにされたら困る、何かとても良いものに違いない。  そう思ったわたしは、祖母が見ていない隙に椅子を運び、それを踏み台にして棚に手を伸ばしました。缶には蓋がなかったので、そのまま中を手で探ってみたのですが、何が入っているのかわかりません。  そこで両手で缶を下ろし覗いてみると、中にあったのは