見出し画像

京都大枝特産冨有柿

京都市西京区は筍もさることながら、冨有柿の名産地でもあります。


昭和5年(1930年)に産業の発展の為、冨有柿の栽培がはじまりました。

冨有柿の歴史

もともとここ大枝の地名は、明治期に塚原・沓掛・長野新田の3村が合併して、大枝村になりました。

大枝はかつて、山陰街道の峠の入口として栄えましたが、明治32年山陰線に汽車が走り、鉄道が開通したことにより衰えていきました。

そして昭和初期の恐慌で、この地区は悲惨な貧農地帯になり、産業はどんどん衰退して行きます。

この状況を脱却すべく1800年代より村の産業として行われてきた筍の缶詰加工と、新たに栗と柿の栽培がはじまりました。

現在隣の町、丹波市はその名残りから栗の栽培が盛んに行われています。
西京区では栽培されていません。

甘くて美味しい柿ができる理由

生産者が工夫したり手間暇かけているのは、当たり前のことですが...

西京区は柿の栽培に適しており日照がよく、京都という土地柄、盆地特有の気候で夏は暑く冬は底冷えする寒さで知られています。

10月になると昼夜の寒暖の差が大きくなり、11月の中頃には霜がふります。

亀岡から流れてくる霧と愛宕おろしと呼ばれる冷たい風が寒暖の差を大きくします。
柿はその寒さから身を守るために糖度を上げ、いっそう甘くなります。

これがら甘くてしゃきしゃき歯応えのある柿ができる一番の理由です。

質の良い冨有柿を生産していますが、害虫被害が多いのも柿の生産で大変なところです。
そのため、売り物にならない規格外の柿がたくさん出てくるため、頭を悩ませています。

そこで、現在取り組んでいる規格外商品の活用についても発信していこうと思っています。

お客様に喜んでもらえる新しい形で進めていますので、読んでいただけると嬉しいです。

ではでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?