想いをカタチに「deleteC作戦会議」後編
9月5日に、deleteC初となるオンラインイベント「deleteC作戦会議」を開催しました。100名を超える方にご参加いただき、前半ではdeleteCの歩みを賛同企業様とともに振り返り、今後の抱負を語っていただきました。さらに「なぜがん治療研究が必要なのか」という視点で、医療関係者の方にもお話いただき、参加者全員で理解を深めました。
「deleteC作戦会議(第1部)」前編はこちら
「deleteC作戦会議」第2部スタート!
第2部では3つのグループに分かれて「作戦会議」を行いました
「deleteCの輪をもっと広げていきたい」、そのためにはどうすればいいのか。「deleteCを応援してくれる仲間がもっと増えるアイデアを考えていこう」というのが「deleteC作戦会議」の目的でした。各賛同企業の担当者様に加えて、会議チャットで視聴者の皆さんにもご参加いただきました。
【ルームA】Tik Tokやりましょう!
企業の方々が中心となってアイデアを出して、それを掛け合わせてより大きなものを作るという意見が出ました。その中で、葉山潤奈さんを中心に「deleteC」のTikTokを立ち上げることが決定しました。葉山さんからは、「(フォロワーが)20万人くらいいるので、そこで拡散していきたいと思います。任せてください!」と力強い言葉をいただきました。
【ルームB】どう届ける?「deleteC」ギフトBOX
deleteCギフトボックスに関わるメンバーが中心で、「どう販売していくか」を重点的に話し合いました。
その中でいくつかの決定事項もありました。1つ目が「deleteCのギフト部」の結成。さらに、そのギフトセットにはイノセントコーヒーさんの商品が入っていますので、その商品を使ってみんなでカフェタイムを楽しもうという「deleteCコーヒー部」の立ち上げも決まり、お茶会をすることになりました。
他には町の中で”C”を見つけながら散歩をしたり、食べ歩きもしたいという意見。また、ギフトボックスを受け取った方が「嬉しい気持ち」になってさらに「次のアクションにつながるものを作れたらいいですね」という声もありました。仙台市で不動産業を営んでいる視聴者さんからは、仙台市内で”C”のつく街を探し、そこの不動産に関わる売り上げの一部をdeleteCの活動に寄付するといった、ありがたい意見もいただきました。
2020年9月15日から販売スタートした「deleteC Gift Box - episode01-」。これまでにカタチとなった、想いのこもった商品を詰め込んだスペシャルボックスを数量限定で販売中です。
9月26日よりいよいよdeleteC coffee部も始動いたします!
【ルームC】医療者が「deleteC」の活動について考える
このグループは医療者や学生さんが参加し、医療の観点からの意見も多く出ました。
まずは医師の卵である医学生への「deleteCイベント」周知。そして、「Inochi未来プロジェクト」の寺本将行さんからは、中学生や高校生への授業や、cancer治療中の子供たちの画を集めてバーチャル空間に表示したいといった提案がありました。
さらに、がん研有明病院の大野真司先生からは、10月13日の「日本乳がん学会」の発表でCを消して下さるというスケールの大きなお話が。
一般社団法人JBCRG(Japan Breast Cancer Research Group ※乳がんのない世界を目指す、乳がんを研究する団体)のロゴにある”C”に「deleteC」のマゼンタの線を引くといったことや、全国の病院内に、deleteCのポスターを掲載するといった具体的なお話もいただけて、deleteCにとって心強い意見となりました。
また、「deleteC大作戦」に賛同企業としてご参加いただいているオンコロの中島香織さんからは、オンコロメディカルセンターの80名の先生へお声掛けをしていただけることとなりました。
コクヨの川人慎右さんからは「キャンパスノート」を使って広めていくという提案がありました。会議参加者の中から、「保育園でキャンパスノートを連絡帳として使っている」、「保育園の先生に頼んで、そこで絵を描いたりキャンパスノートの”C”を消して投稿するだけでもかわいい」、という声がありました。さらには、会社のパソコンのキーボードの”C”を取るのはどうかという意見も上がり、議論は盛り上がりました。
他にも、いろんなツールを使って面白い「バズ動画」を作ってみようということまで幅広い分野でのお話が出ています。
オンラインでの「deleteC作戦会議」を経て
今回の作戦会議では、私たちだけでは思いつかなかったような考え方や、deleteCにはなかった視点からの意見もいただき、大変充実した時間となりました。会の最後には、代表理事の小国士朗、中島ナオから皆様へあいさつをさせていただきました。
代表理事・小国士朗
名刺一枚から始まったdeleteCですけど、こんな日が来るなんていうのは想像もしていなかった。コロナも想像していなかったけど、これだけの人と同時につながれて、ディスカッションとか対話ができるのは、こういう時代になったからこそだと思いますし、逆にこういう広いつながりを一堂に会して見られるのもすごく面白い時代になったと改めて思います。
本当に多様な人たちが集まって1つの目的に向かって走れるのが、deleteCの面白さですし、楽しさなんだという事を改めて実感することができました。
ご提案いただいた企画は、事務局から「いつやりますか」とお問い合わせをさせていただきます。カレンダーを具体的に作りたいです。
僕らdeleteCは「絵空事を本気で形にする」という気持ちを大事な価値観として動いているところがあります。やっぱり絵空事は言うのも楽しいですけど、形にするのが一番楽しいので、せっかくみんなでこれほどのアイデアが出てきたのでぜひ成し遂げたいです。
本当にいつやるのという事で連絡をさせてもらって具体的にカレンダーを作って、みんなでシェアしてみたいし、「明日はラガーマンがTikTokする日じゃない?」とか、わくわくしながら9月を一緒に盛り上げていけたらうれしいと思います。9月の盛り上げが医療研究の寄付につながっていくと思いますので、そのためにも皆さんといい時間をカタチにする時間にしていけたらと思います。
代表理事・中島ナオ
今日はzoomというツールなので、慣れない環境の方もいらしたのかなと思います。そんな中でも、長時間に及ぶ作戦会議にご参加いただきありがとうございます。この時間、画面が温かくて、後半に入って皆さんの顔が見られるようになって、顔が見えるっていいなと改めて自分自身も感じています。
deleteCもそうして届けていきたいですし、皆さんと一緒に進めていきたいというのを感じています。ですから研究者の方たちの声もですけど、どんな方たちなのかを含めて、今後は皆さんに伝えていきたいですし、私たちも想いをカタチにして先生方に届けていけるようにして進めていきたいです。
9月に向けて作ったムービーの中で、私が言葉にしているのが「希望」という言葉なんですよね。希望というのはなかなか口にするのは難しいというか、ちょっと詰まってしまう言葉でもあるんです。
ですが、私がdeleteCを進めてきた中ですごく感じているのは、がんという病気はまだ治せないという側面を持っているものなんですけど、ただこうやって同じ想いで集まって下さったり、一緒に考えてアクションをしていける人がいることが、本当に大きなキラキラしていくものとして感じられています。まずは9月ですけど、一つ一つ小さなことから今できることを一緒に進めて、手繰り寄せて行きたいと思います。
皆さんと一緒に、希望を手繰り寄せるためにできること
deleteC初となるオンラインイベント「deleteC作戦会議」は、100名を超える方にご参加いただきました。第一部ではdeleteCの歩みを賛同企業様とともに振り返り、勝俣範之先生から「なぜがん治療研究が必要なのか」お話いただき、「がん治療研究」への理解を深めました。第二部では「deleteCの輪をもっと広げていきたい」と、3チームに分かれて、何ができるか、どう生かしていこうか、多種多様な意見を皆さんからいただきました。
皆さまのおかげで、2020年9月9日から始まった「deleteC大作戦」の「投稿が寄付になる"deleteC post"」は9月25日23時59分の時点で、3000件を超えるご参加をいただきました。
「deleteC大作戦」で集まった寄付は、2021年1月末に予定している、イベント「deleteC 2021 –HOPE-」において寄付対象となるがん治療研究を発表し、直接研究者にお届けします。
これからも、deleteCは普段の暮らしの中で誰もが参加できる形を目指し、がん治療研究を進める医師やがん経験者、企業、メディア、個人と共にこの取り組みを希望を繋ぐ架け橋となるように、活動して参ります。
引き続き、皆様の「deleteC大作戦」へのご参加をお待ちしております!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?