見出し画像

⑤信頼できる建築会社を探すぞ!


画像1

息子が小学校へ入学する前に家を新築して、その一部をおもちゃやさんにすることを夫と相談して決めました。家を建てるハウスメーカーは住宅展示場を回ったり、情報誌を読んだりして絞り込み、アレルギー体質の息子やお客様に負荷がかからないよう、体にやさしい木の家をイメージしました。


多くの人がするように、まずは住宅展示場をたくさん回りました。「応対してくれる担当者が、家のこと、特に木のことについてよく知っているかどうか」「建てて5年、10年経った家にお住まいの方に会わせていただけるかどうか」の2点を特にチェックしました。
こちらが質問する度に、「ちょっと確認してきます」と担当者がちょこちょこ退席するメーカーは、不安が残るのでやめました。
新築してから5年後、10年後の家にお住まいの方に会わせていただけるということは、アフターフォローがしっかりしているという証拠。建てるまでのお付き合いではなく、家がある間はずっと関わっていてくれるような責任感ある会社にお願いしたいと思いました。
そして、担当者自らが大工さんという会社と出会いました。新築から5年経ったお住まいを気軽に見せてくださったOBさんが、担当者に「この間はどうもありがとうございました」と最近会ったことを仲良さそうに話す。そんな会社と巡り合う事ができ、我が家の設計・建築をお願いすることにしました。


一方で開店準備も進めました。ビジネスや経理の知識のかけらもない私。どこから始めたらいいのか…最初は途方に暮れました。
まずは、お気に入りのおもちゃが載っているパンフレットを見て、輸入元の何社かに「こういう想いでおもちゃ屋をやろうと思っている。取引をさせてほしい」という内容のメールを送りました。
「取引開始は難しい」という返事がきた会社にも、何度も何度も電話やメールで「おもちゃへの想い」を伝えました。
そして、「お手伝いします」と言って頂けた輸入元5社と契約することができました。
家を建てるお金はもちろん、開業資金もほぼゼロの状態でしたが、借金を背負うと、「稼がなければ!」と精神的に追い詰められそうだったので、銀行などから事業資金を借りることはせずに、独身時代からの貯金でやりくりすることにしました。
税金の知識もないので、開業届を出しに行った時に、対応してくださった方に正直に話して、簡単にレクチャーをして頂きました。
実際店舗を出すということは、細かい準備が必要です。商品を陳列する棚、商品を包むラッピング材、レジスター、看板、領収書、文房具…。すべて一人でどういうものにしようか考え、コツコツ準備しました。
店内のレイアウトなど細かいことが相談できて、おもちゃに詳しい人が近くにいなかったので、「本当にこれでいいのかな?」と常に悩みながら準備しました。
 
いつ現場に行っても職人さんが温かく迎えてくださいました。
お店の壁は、「バターミルクペイント」という、舐めても体に害のないものを、施主支給で用意して、子どもたちと一緒に塗りました。
打ち合わせをした担当者さんが現場で作業をしていたことも。安心して任せられました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?