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Spring has come バッグ

まったくの我流なのだが、刺繍を趣味としている。
それも、ハンカチや洋服にアクセントで刺繍するのではなく、
刺繍バッグを作っている。

どうも性格が実用的にできているため、
使えるものを作りたくなるようだ。

高校時代、友人には私のこの性格はとうに見抜かれていたようで。
「誕生日プレゼントにぬいぐるみとかあげても喜ばないよね。
 文房具とか、実用品じゃないと」
と、鋭い指摘を受けたことがある。まさにそのとおり。

その精神はいまだ変わらず。
そのため、自分で持ちたくなるバッグを作っている。

ステッチも我流なら、デザインもほぼオリジナル。
(インスピレーションになるものはあるけれど)

昨年の3月に春らしいバッグを作りたくなった。
蝶がほんとうに、ひらひらと飛んでいるようなのが、いいな。
そうだ、蝶を立体にしよう!

そう思いついて作りはじめたのはいいが、
できあがったのが緊急事態宣言中。
結局、一度も外に連れていっていないのが、このバッグ。


蝶々バッグ2

蝶は、羽の縁にワイヤーを通して、別仕立てで立体的に刺繍。
それを花を刺繍したバッグにとまらせている。
だから、蝶の羽の角度を変えることもできる。
(タイトル画像が、蝶をクローズアップしたもの)

立体なので、羽の裏側もキレイに仕上げなくてはいけないのが、
たいへんだった。

ふつうのフランス刺繍などは、たいてい糸を
少なくとも2本どりや3本どりにするのだけど。

私は色の微妙な変化や、デザインのカーブを立体的に表現したくて、だいたい1本どりで製作する。そのため写真のバッグの葉を一枚、刺繍するだけでかなりの時間と日数がかかってしまう。おまけに、さぼり魔なので、いっこうに進まない。

だから、できあがったときには、すでに行く春になっていた。

ことしは、連れて行けるかな、と思っていたけれど。
まだ、少しむずかしそう。

春は、もう、そこまで来ているというのにね。




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