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困ったら誰かに助けてもらえばいいや

この間、よく行くお風呂の脱衣所のベンチで、「おねぇさん、悪いけどこれ背中に貼ってもらってもいい~?」ってパンツいっちょの半裸のおばあちゃんに話しかけられた。ちなみに私もサウナ3回からのお風呂を出たばかりで、パンツいっちょでボーっとしてた。おばぁちゃんの手にはロキソニンテープ。最近コロナだからというのもあって、他人に話しかけたり、話しかけられたりがお久しぶりなこともあって、一瞬ビックリした。ビックリしたけど「あ、はいはい」って自然にロキソニンテープを受け取った。パンツいっちょで(一応言っておく笑)。「このあたりに貼ってほしいのよー、肩上がらないから届かなくてねぇ」と肩甲骨の間あたりを人差し指で示してたのでわたしは「このへんですかー?」と背中を触って確認。「そうそう、そこそこ」「はい、ここですね~」ってな具合で、貼った。「あー、どうもありがとう。助かったわ。」ってお礼を言われたので、最近お得意の「どういたしまして」となり、おしまい。その間ずっとパンツいっちょ(もういい笑)。

何が言いたいって、なんか困ったら誰かに助けてもらえばいいのよねって話。「迷惑かかるから」「悪いから」って思ってるかもしれないけど、ハッキリ言って迷惑でも、悪い気もしない、

むしろ嬉しいんですけど!

ってことに気づいて。

同じような経験をもうひとつ。2011年3月11日。わたしは新宿のオフィスビルの11階にいた。地震が起きてもちょっと慣れっこになっていた私たちは、ミーティングルームの掛け時計が落ちてきて、さすがにヤバいと、おそらく小学生の時ぶりに机の下に潜り込んだ。揺れがおさまって自分のデスクに戻ったら、いつもはしっかり者の隣の席の同僚が真っ青な顔で自分の肩を抱いて震えていた。さすがに怖いよね、そうだよねって思って、「だいじょうぶ?」と声をかけたら、彼女はわたしの目を見て「言ってなかったんですけど、実はパニック障害があって・・・背中をさすってもらってもいいですか?」と声を震わせて言った。「もちろん、もちろん」と背中をさすりながら、自分も実は人のあたたかさにホッとしていたことを思い出す。やっぱり迷惑でも悪くもなくて、むしろこちらも不安だったし感謝。

困ったら「助けてほしい」と言えばいい。相手に迷惑かかるとか、悪いとか・・・困っている人はそんなことを気にしないでだいじょうぶ。むしろ役に立てて嬉しかったり、こちらも感謝したいくらいなんだから。

「迷惑をかけあえる社会は優しさに満ち溢れている」神戸にあるはっぴーの家という日常が狂ったかのような?多世代型介護付きシェアハウスの代表の方が書かれた何度も読み返して笑ってる大好きなnote貼っておきます。必ず読んで!久々に読んでやっぱり笑いました。最近Tweetされたキヨコとヨシコとカズコの動画も大好きです(笑)。

さてさて、わたしのかわいい姪甥よ。人生で困ったことがあったら、周りの人に「助けてほしい」と言いなさい。君たちの両親も叔母であるわたしも、喜んでお役に立ちたいと思うはず、たぶん。親に言えなければ友達でもいいし、どこかでちょっとしたことで困ったら、目の前の知らない人でもいい。迷惑かける、悪いなんて考えなくてだいじょうぶ。言われた人はけっこう嬉しかったりするからね。

そして明らかに困っている人を見かけたら声をかけてみよう、叔母も見て見ぬふりしないで、そうしてみるわ。

書き出したら一気に筆が進んで長くなりました。最後までお読みいただきありがとうございます。またこちらでお会いできたら嬉しいです。







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