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サーカスが街にやってきた

  近隣の市でサーカスをやっているとは知っていたのです。
行ってみたいなあとは思っていました。

 そのサーカス団の公演が来月の2日までと知って、
ほら、私の「行きたい!」が始まったのです。いつものパターンです。
いつかいつかと思っていて、あと少しと思うと行きたくなる。

 平日に出かけるのも少し平気になってきたし。(言い訳をしております)

先日、新聞のコラムにサーカス団の話が載っていました。
これも何かの縁かと・・・。(言い訳)


 はい、出かけました。リハビリの日にちも変更してもらいました。
電車も乗り換えが必要ですが、それほど遠くではありません。


  さて、降りたけど、どっち?
これが悩む。こっちかと歩き始めたけど、やっぱりなんか違う。引き返しました。
駅にちゃんとサーカスのポスターと、行き方を書いた紙を貼っていてくれました。

 まっすぐ行くと、サーカステントが見えてきました。
ちょっと早すぎて、開演1時間前に着いてしまいました。
 障害者施設の方々も来られていました。

 会場は舞台がすぐそこ。
私の席も、前日にチケット取ったのに、正面で見やすいところです。
 平日でしたが、そこそこお客さんも入っています。

 

 結論から言うと、とっても面白かったです。
夫は「象とかトラとかおらんかったんか?」と聞くけど、
それはひと時代昔のイメージですよね。

 久しぶりのサーカスです。
子ども達が小さい頃、チケットをもらったので行ったことがありました。
でも、その後末っ子が熱を出したのだった。


 始まりました。
クラウン・進行役も軽快です。めっちゃ楽しい。

 その日にあったのは、まずはジャグリング。
クラブ(こん棒)の超高速回転!
シガーボックスを次々に手で挟んでいくやつ。
最後は何回も失敗しそうになって、ハラハラしました。

 アフリカ風の音楽や衣装で、人の上に人が乗っていく、体操のようなチアダンスのようなパフォーマンス。これがすごかった。
 細くて小さい人が一番上の乗り役なのですが、最後には何と4人立ち!4人のトーテムポールです。信じられない。

 あの、小さくて細い人は絶対に太られない。
食事制限されていないのかなと心配になりました。



 大きな車輪がふたつ回っていて、その中とか上に立って歩くパフォーマンス。
歩かないと落ちる。落ちたら死ぬよ。
回る車輪の上で縄跳びとかあり得ない。
 バランス崩してもつかまるところはあるとは思いましたが、それでも迫力満点です。


  パワー系とでもいうような演技もすごかった。
天上から吊り下げられた布を使って、パフォーマンスするのだけど、
男の人が足だけを使って、女の人を支えるの、それすごくないですか。
 お互いに口にくわえた紐だけで女性を支えて、ぐるぐる回すの、
どんだけ、噛む力強いんだか。


 さっきから「すごい」とばかり言ってますが、本当に素晴らしかったのです。
それで、ハラハラドキドキの連続なんです。
 最近心臓が弱くなったのか、
こんなにハラハラするのだったら、これから来るのやめようと思ったくらいです。
ライブだもの。


 高ーい(めっちゃ高い)一輪車をこぎながら、足に引っかけたカップを頭の上に乗せる演技。うまくいかず手でつかまえる回数が多かったですが、そんなの、高い一輪車に乗るだけすごい。



 マジックもありました。イリュージョン。
目の前で見た。
 舞台から消えて、私のすぐそばに現われた。ビックリした。


 そして最後は、空中ブランコですよ。
これは下にネットが張ってあるとは言え、こわい。

 さすがの演技に観客みんな「うぉー!」とか言っていたのですが、
大技を失敗するんですねえ、これが。
 みんなの歓声が、「ああーー」と残念のトーンに。

 ひねりを入れたのと、ぐるぐる、たぶん3回転ぐらいしたのと、
2回落ちてしまいました。

 もうちょっとだったのにね。手は届いていた。
でもでも素晴らしかったです。


 サーカスはやはりコロナで、3年間興行ができなかったそうです。
ブランクは大きいですよね。
 そして、やっと今年の春から再開!その初回がこの公演だったようです。

  それにしても、私はパフォーマンスは世界レベルだと思いました。
パフォーマーはみなさん外国の方のようでした。スタッフは日本人かも。

 いいもの見せてもらいました。

 子どもや家族連れ、お年寄りもたくさん来られていました。
たぶん、施設かデイサービスか。団体でこられていたようです。
杖や歩行器で身体を支えてもらう方も。

 私が要介護になっても、こうやってサーカスに連れてきてもらえるかしら。

 




 サーカス団観覧記おしまい。
最後まで読んでくださった方
ありがとうございました。

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