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日本のコスプレが流行った理由
テックフォードのアフタースクールで、吉田さんが日本のコスプレについてヨーロッパの歴史と絡めて話していたのですが、面白かったので紹介したいと思います。
なぜ、ヨーロッパで日本のコスプレが流行ったのでしょうか。
まずは、日本とヨーロッパの文化の違いについて深堀していこうと思います。
日本のゆるく、自由な文化が評価されている。
日本では、スーパーフラットといった概念に基づいた、アニメや漫画などのオタクカルチャーが評価されており、オタクや、ニートといった文化が生まれています。
「スーパーフラット」はアーティスト・村上隆によって提唱された概念で,特徴として,平面的で二次元的な絵画空間を持ち,余白が多く,また,遠近法などの技法をあまり使われないことがあげられる.これは日本の伝統的な絵画から現代の漫画・アニメにまで見られる,画面の立体感のなさ,平面性,装飾性,遊戯性を示すものであり,日本における美術(ファインアート)と大衆芸術(ポップアート)の区別のなさ,また現代の日本社会の階層性のなさやフラットさを示すものである.出典: https://note.com/fukukozy/n/n1c5d75bec6b2
ヨーロッパの文化
ヨーロッパの文化は日本の文化と対照的で、自立の精神が尊重されており、未熟を許さないという文化が広がっています。
ドイツを含むヨーロッパの人は日本の「引きこもり」を不思議に思うことが多いです。ドイツで「引きこもりの娘や息子」の話というのはほとんどないのです。
とくに思春期や10代の子どもは「成人したら家を出ること」を楽しみにしており、親もまたそれを楽しみにしています。子どもは「大人になったら、家を出て自分の好きなように生きる」と思っているそうです。」
ですから、ヨーロッパではニートのカルチャーはありませんし、オタクカルチャーというのも日本ほど濃くありません。
もう一つヨーロッパの昔の独特な文化を紹介したいと思います。
「魔女狩り」についてです。
ヨーロッパではかつて、魔女狩りが行われていました。
魔女狩りというのは、本来の意味では中世ヨーロッパで流行した、魔術行為(まじない)・魔女に対する徹底的な弾圧のことです。
ここで言う「魔女」とは悪魔と契約して常識では考えられない不思議な力を発揮する(と噂された)人のことです。
魔女として告発された人は魔女裁判を経て公開処刑されます。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013092800
この魔女狩りという文化のせいで、ヨーロッパでは魔女っぽい服装はタブーだったのです。
なぜヨーロッパで日本のコスプレが流行ったのか
紹介したように、日本とヨーロッパでは、かなり文化のギャップがありました。
そして、魔女っぽい格好はタブーだった。
という背景からヨーロッパで、この日本の自由な文化やコスプレがバズったのです。
ヨーロッパの方でもコスプレをしたいという人はたくさんいたため、日本に来て、原宿などでコスプレを楽しんでいた。というわけです。
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