【時間がない人向け】<まとめ>電通Bチームニューコンセプト思考法50
|はじめに
電通Bチームとは、広告業界No.1の株式会社電通に実在する特殊クリエイティブチーム。56人の特任リサーチャーが現代に必要な独自の「オルタナティブアプローチ」を開発。電通Bチームの活動からビジネスに役立つ、時代に即した新しい50個を忙しい方向けに簡潔に紹介します。
MBAや経営本に出てくるような思考法とは180°違った新しい思考法。
思考法というよりも、「ニューコンセプト」。現在に合う新しい考え方の視点。
アイディア発明における新しい視点と気づきが生まれてくると思います。
|電通Bチーム・ニューコンセプト 50の思考法
1。「Bチームをつくる」→今までと違うオルタナティブな方法を考える。
2。「下克上タブ」→知る人ぞ知ることばを創る。魅力的タグ。知ってるコトバ×知らないコトバを創り、SNS上でストーリー展開し第1人者に。
3。「『編集』から『偏愛』へ」→人は偏愛に惹きつけられる。より1つにだけフォーカスする。
4。「Prototype for One」→身近な1人のためにつくったものがみんなのためになる。身近な1人について考える。
5。「業活(ごうかつ)」→「つい」やってしまう行為と来歴、性癖をポジティブなエネルギー源に。キャリアに活かす。
6。「「マイ賢者」発想法」→自分のメンターを周囲に創り、頼る。SNSでの投げかけなど。
7。「ストーリージェニック」→万人受けよりも、一部の人にしかわからないストーリーで新しい価値を生む。世の中に流されない、オリジナルな強いストーリー。
8。「体験の処方箋」→自分に「体験」を処方して、切り替え。
9。「ショートショート発想法」→短くて不思議な物語を自分で描く。
10。「プリンアラモードの法則」→個別の多様性をインクルージョンする。
11。「一人称映像」→映像の観賞から体験の共有へ。
12。「マジックワード思考法」→カードをみんなで出し合い、出てしまったワードを合わせたテーマで強制的にアウトプットする思考法。
13。「荒唐無垢仮説法」→ありえない仮説を立てて、思考停止を打ち破る。
14。「プロセスの模様替え」→ゲーム感覚でアイディア発想プロセスをシャッフルし、それに沿ってアイディアを出す。
15。「PLAY FIRST」→まずは遊びから入ってみる。
16。「BUZZサーフィン理論」→ネットとの小さな波をとらえて、大きなムーブメントを起こす。
17。「変な宿題」→一見関係ない問題を出し、好奇心に日をつける。
18。「コン築」→外見のハコより先に、中身のコンテンツを決める。
19。「情報の五感化」→データを五感を使って体験できるようにする。
20。「インクルーシブ・マーケティング」→ダイバーシティだからこそ、誰でも受け入れるマーケティング。
21。「人生二毛作『伊能忠敬モデル』」→第2ステージでアグレッシブに活動する人々。経験に頼らず、自分の足で行動する。
22。「ハッシュタグ進化論」→Googleが教えてくれない情報をハッシュタグで見つける。
23。「N人格」→テクノロジーの発展で多面的な何者にでもなれる。複数の人格を生きれるようになる。
24。「一企業肩入れモデル」→個人の肩入れをビジネスに昇華さ瀬、新しい産業に火を灯す。
25。「ストーリー・プロトタイピシブ」→ストーリー(物語)をたくさんプロトタイプ(試作)して未来を探る。
26。「大前提ひっくり返し」→大前提を捨てることで見つかるビジネスチャンス。固定観念に捉われない。
27。「並と特上のススメ」→並・中・特上のカテゴリで「とりあえず中」が敬遠されはじめ、「並」のカテゴリを特上化or「特上」のカテゴリに並の商品を投入。
28。「あたりまえメソッド」→当たり前+ドヤ顔。a=a。
29。「ものぐさイノベーション」→「ものぐさ」な動機にイノベーションへの新たなアプローチが。
30。「無のチャンス」→「無」だからこそ面白い。100%の”無”やまだ見つかってない”無”に大きなチャンスが。
31。「スモールメリット」→ユニークで小さなモデルケースが大きなムーブメントへ。
32。「評価断捨離」→これまでの基準に沿った評価をいったんやめる。
33。「エポケーのすすめ」→常識を疑い、全ていったん白紙に戻して考えてみる。
34。「欲求反転法」→欲求階層説を反転させ、低次欲求から考えてみる。
35。「重くつくって、軽く売る」→こだわりを前面に押さず、相手を想いやって”軽く”転換させる。(伝える)
36。「すきまオーシャン」→「とりあえずやってみた」でスキマを見つける。
37。「脱ガチ思考」→ディープなファンしか楽しめない「ガチ」から脱却。気軽に楽しんでもらえるサービスに。
38。「花粉症型学習モデル」→モノゴトは「浴び続ければ」、”わからない”恐怖から脱却できる。浴び続ければ、花粉症のようにいつか突然「発症」する。
39。「4次元オープンイノベーション」→時空を超えて、過去の偉人や郷土の歴史とコラボして組む。
40。「アナろぐ」→デジタルを離れた「アナログ+くつろぐ」新たな切り口。
41。「ツイスト改名」→昔流行ったものでも、今全く同じものが流行っているわけではなく、現在風にツイストされている。”今”に合わせて再利用。
42。「Kaizen the Mottainai」→活用の余地がある空間やモノを、既存とは違う別な利用法で。
43。「類人猿コミュニケーション」→世界的にダイレクトな、言葉を超えたコミュニケーション。
44。「セレンディピティレガシー」→すでにあるレガシーに別な価値をつける。
45。「アーカイブ漏れ」→オンライン上のアーカイブ漏れに新たな価値を。
46。「はだかを見せるデザイン」→商品やサービスの「はだか」を見せて本質的な魅力を。
47。「プロセスの価値組」→当たり前だと思われていた「ひと手間」などのプロセスを価値にする。
48。「ダジャレイノベーション」→ダジャレで新しいアイディア発想。
49。「単位マーケティング」→新しい単位をつくるなど、なんでも数値化してみる。
50。「見立てイノベーション」→「○○は△△である」と見立てる。自信を持って言い切る、絶妙な距離感。
|まとめ
一見改めて聞いてみると「当たり前」と思うような視点もあるかもしれませんが、言われてみないと普段の固定観念が邪魔して中々柔軟に考えれなかったりすると思います。時間がない人も、このような視点を参考に自分自身を改めて俯瞰で考えるきっかけをつくり、いろいろなアイディア発想の参考にしてもらえればと思います。
時には机の上だけでなく、行動したり。
<参考図書>
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