篠原学
西条市と友好都市を結ぶベトナム・フエ市。篠原さんはベトナムと西条市をつなぐ国際交流事業を手がけている。現在はベトナムにVIVA越日産業情報交流プラットフォームという活動拠点を持ち、ベトナムと日本の2拠点で活動を広げている。
篠原さんが拠点を置くのは西条市と友好都市であるフエ市の隣にあるベトナム第3の都市・ダナン。とても綺麗なビーチが広がり、夜は夜景が広がるリゾートシティ。そして新幹線より先にスマートフォンが登場するという、デジタルの普及が急速に進んでいる人口約120万人の大きな都市だ。発展し続けているベトナムと交流を深めていくことで、西条市のような地方都市が人口減少による問題に直面した時に、ベトナムからの支援や協力を得られる。だからこそ今プラットフォームを確立していくことが必要という篠原さん。ベトナムに足を踏み入れて約10か月。現在は日本企業の海外展開支援からベトナム人観光客を西条市に誘致するなど、西条とベトナムの相互交流事業を進めている。
今年8月に開催された紺屋町BARもベトナムがテーマだったということもあり、篠原さんの活動とのコラボが実現しベトナム文化を楽しめるイベントに。ランタン装飾やベトナム料理などが話題を呼び、紺屋町BAR過去最高の2,500名を超える人が参加してくれたという。この大盛況のおかげでベトナム文化を西条市の人々に知ってもらえたことや、西条市や近隣地域に暮らすベトナム人の方たちに喜んでもらえたことが一番良かったという篠原さん。
今後は、オンラインとリアルを組み合わせたコミュニティ事業に力を入れていくという。観光やビジネス、教育の分野で交流のできるオンラインスペースを作る計画をしているそう。これにより、観光前の現地の人との事前交流や事業の海外展開前のマーケティング、夜はオンライン飲み会のような国際交流など、幅広い分野でベトナム人と日本人との交流が実現するという。前職からの経験でWEBマーケティングを得意とする篠原さんならではの発想だ。これは日本人だけでなく、ベトナム人にとってもメリットになるという。日本が大好きで日本語を勉強しているベトナム人が増えているという。しかし日本語を使った仕事も少なく、日本に行っても良い仕事に就けるとも限らない。そんな現状を打破するツールにもなるだろうと考えている。
狭い日本の考え方ではなく、あらゆるものを見て・聞いて・触れてみる。広い知識や思考を持つ人が増えたら生活もより楽しくなるのではないかという篠原さん。西条市民がそんな楽しい生活を送れるような環境作りをしていきたいと語ってくれた。
篠原さんの活動内容はLOVEベトナムSAIJOのSNSで発信中♪
Facebook(https://www.facebook.com/groups/HUBVietnam/)
Twitter(https://twitter.com/6261shinopi?s=09)
written by YASUKO http://yasu-k.com/
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