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二人目不妊 怪しい雲行き

嘔吐、嘔吐、嘔吐

 新年も落ち着いたある日、急に体がだるくなり、体温を計ると37度前後。子供から風邪でももらったかなと、葛根湯を飲みました。
ところが、いつも予定通りに来ていた生理も来ない。まぁでも、過去に何度か、数日ずれたことはあるので、そんなこともあるでしょうと思いながら、1日過ぎ、2日過ぎ、3日過ぎ・・・とうとう1週間生理がこない。
そうこうしている間に、体調はどんどん悪くなり、嘔吐が始まる。

まさか・・・会社にバリバリやりますわ〜言うて連絡したこのタイミングで・・・?

妊娠検査薬で調べられる日数が経過し、はやる気持ちを抑えながら、薬局に行き、速攻調べました。

結果「線がうっすらでよくわからん!」

妊活、不妊治療、あるある、フライング気味に検査薬使うから、結果がよくわからなくなるやつです。

妊娠してても、していなくても、生理が来ないのは体に良くないんだろうなと思いつつ、でも、妊娠じゃなかったらガッカリするし、ってか仕事の都合や上の子を連れて病院に行くのも大変だし、なんやかんやと日が経って・・・
一ヶ月ぐらいしてから、義母に子宮筋腫の検査行ってきます!と子供を預かっていただき、いざ産婦人科へ。
また期待させてガッカリさせてはいけない。

結果、妊娠していました。
あっさりと胎嚢確認まで済みました。
まだ義母にはお伝えしませんでしたが。

なんか本当に欲しくて欲しくて頑張っている時には来ないのに、今来るんかい、ってか、自然妊娠できたのか私、という気持ちや
あぁ・・・この妊娠はいつまで続くんだろうか、また流産になっちゃわないかな
またあの地獄のつわりをやるのか、仕事できるのか・・・
不妊治療のお金が掛からなかったのは本当に本当に助かったなとか

色々と考えが巡ってしまい、嬉しいんだけど(第一子の時もそうでしたが)やった〜大万歳!見たいな心境にはなりませんでした。
そして、そんな私のネガティブな感じが良くなかったのか、体調がどんどんどんどん悪くなっていきます。

嘔吐三昧→妊娠糖尿病→不正出血→切迫流産(イマココ)

 毎日、嘔吐三昧が始まりました。これが本当にきつい。気分はずっと悪い。24時間二日酔いとか船酔いとかもうとにかく体が重くてしんどい。
寝ても覚めても右見ても左見てもしんどい。
何か食べると体が勝手に吐く。吐く。吐く。2週間であっという間に4kg痩せました。でも、生活はしなきゃいけないし、子供もいる。
頑張ってご飯を作っていましたが、もうこの世の全てが臭い臭い臭い。

このままでは、第一子の時のように妊娠悪阻で入院になってしまう。
私は経産婦!こんなことでは挫けません。

すぐさま、活性炭マスクを購入、家中に業務用防臭剤を置きまくり、ポカリを大量購入し、甘い食べ物、しょっぱい食べ物、果物、おかし、少しでも食べられそうなものはネットで事前購入しストック、トレイで吐くと吐きすぎるので、洗面所に臭い袋を設置して、24時間ゲロが吐けるように設備を整え、夕食は全部冷凍食品&レトルト!

ということで、吐き過ぎて吐血までいきましたが、それでも精神的には第一子ほど追い詰められませんでした。
経験があるかないかは大きいですね。

が、ここでまさかの落とし穴が・・・

医師
「妊娠糖尿病ですね」


・・・なんだそれは!!!

全く知識がなかったのですが、妊婦はそもそもホルモンの影響で、妊娠が進むにつれ血糖を下げるインスリンが効きにくくなるため、高血糖になりやすいらしい。

で、お母さんが高血糖であると、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になり、さまざまな合併症が起こり得ます。

  • お母さん
    妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症・腎症およびそれらの悪化

  • 赤ちゃん
    流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

最悪ですね。
ポカリとお菓子が主食になっていたのもよくなかったようです。
その日から、ポカリもお菓子も一切やめて、食事制限&血糖の記録が始まりました。タンパク質、お野菜、ご飯、バランスよく食べることが大事です。
普通の糖尿病ともまた種類が違うので、下手に糖を断つのは悪手です。
そしてちょっとした運動や体操も大切らしく、体調がいい日は積極的に、歩くようにしていました。

そんな生活にも慣れてきた頃、家族で最寄駅まで歩いたある日
生理2日目ぐらいの出血
なんじゃこりゃ!!!!

撃たれたのかな、ぐらいは出血しました。日曜日だったし、痛みはなかったので、翌日朝一で病院に行きました。
正直、生理きたかな、と思ったので、こりゃ流産してるな・・・と。
その時は、すぐに赤ちゃんが元気である確認がとれ、まだ胎盤ができてない時期に、ちょこまか歩いたので、出血したのだろう、との診断でした。

第一子では全くなかったので、なるほど、そういうこともあるのか、気をつけなきゃ、と思っていた一ヶ月後

再び、大出血
またじゃん!!!!

確かに、歩いたさ。歩いたけど、もう安定期目前だし、胎盤できたら大丈夫なんじゃないのか!と思いながら、また翌日、病院へ

医師
前置胎盤気味だね。だから出血してるのか」

ぜんちたいばんってなに!??



もう知らなかったことだらけです。
どうも、胎盤の位置が問題らしいです。子宮の出口あたりに、胎盤があると。そうすると出血しやすくなるらしい。
診断が確定するのは、32週以降とのこと。多くの場合は、子宮が大きくなるにつれて、胎盤の位置がずれてくるので、解決するらしい。
その段階で私は19週目なので、時が経ては解決するかもしれない。

逆を言えば、薬や手術などで、いますぐ、胎盤を動かして直す、みたいなことはできず、張り止めのお薬飲んでひたすら安静にするしかないらしい。
そして、私はちょっと胎盤がお外に出かかっているというとても残念な状況らしく、最悪、妊娠の継続は難しくなる、という説明を医師から色々と受けていたら、子供のお世話して急いでバスと徒歩で病院に来たことも相まって、耳鳴りが始まり、視界が小さくなり、ゲロ吐いて、そのままストンと、脳貧血で倒れました。


看護師さんが倒れる私をキャッチしてくれて大事には至りませんでしたが、そのまま問答無用で入院生活突入です。
妊娠発覚からはや5ヶ月
前途多難


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