Mr.children「miss you」

自分はよく本屋に行くのだが、音楽誌を眺めていると、最近表紙を飾っているバンドやアーティストはこんな感じ。

「ミセスグリーンアップル」「バウンディ」「ワニマ」「髭団」…

自分はどれもまだ聴いたことはない(笑)「おじさんわかりません」と言った感じだが(笑)最近サザンが活動を始め、そしてミスターチルドレンが新譜をリリースしたが、両バンドとも最近の音楽誌の表紙を飾ってはいない。

特にミスターチルドレンは昔は新譜を出せば必ず音楽誌の表紙を飾っていたものだが、なんとなく時の
流れを感じてしまった。

で今回の「miss you」だが一聴した感じ

「渋い」

と言った感じがした、例えば彼らは過去に様々な名曲を生み出してきた、「crossroad」「名もなき詩」「抱きしめたい」「tomorrow never knows」「gift」「終わりなき旅」「es」「かぞえうた」「hanabi」…勿論他にもあるが。

だが今回はそう言った曲はなかったように思う、しかし気になった曲は「fifty’s map〜おとなの地図」と「アート=神の見えざる手」だ。

「fifty’s map〜おとなの地図」
については思うことがある、そういえば桜井氏やメンバーはいつのまにか50代だ、自分も今年40になったが、自分も動画やライブ配信を始めたがこの歳になって自分の書いた曲を誰かに聴いたもらえるとは思わなかった、結局今日という日が1番若いのだから、「やりたいことは年齢に関わらずやるべきだ」という曲にも聞こえる、実際この曲で桜井氏は

「自由は10代だけに与えられたものではない」

と歌っている。

「「昔は良かった」「若かった時は…」などと思うと今を台無しにしてしまうのだ」と、所ジョージさんが言っていたが、実際そう思う、要は「年齢関係なく今を楽しんでいるか」どうかだが…なかなかそれが難しい。

「アート=神の見えざる手」
はかなりラップに近い、今回のアルバムでは1番メッセージ性の高い曲だと思う、北朝鮮や中国の不可解な動向、DVや身勝手な動機で起こした無差別殺人などがテーマになっていて彼らを皮肉った内容となっている。

日本は物質的には豊であるがかといって、皆が幸せになるわけでも満足に暮らしているわけでもない、人は昔からそうだっただろうし、これからもそうだと思う、物質的な豊かさだけでは満足できずどこかで捻じ曲がり無差別殺人などを犯してしまうのである、理由はそれだけではなく様々あると思うが…人というのは難しい生き物である。

「中国が」「北朝鮮が」という人は多いが、自分は仕事で色々あったり、TVをあまり観ないのであまり他の国のことは気になりません、「ロシアはまだ戦争やっているのか、早く終わらせろ」ぐらいは思いますが。

…「あの金髪女」って誰だろう。

が他の曲はアコースティック主体の曲が多い、自分が勝手に思ったのが桜井和寿氏が今ソロアルバムを作ったら例えばこんなアルバムになるのではないか?と思ったりしたが。

今回のアルバムは過去の作品のように爆発的に売れることはないかもしれないが、「日本のモンスターバンドのリラックスしたアルバム」などと勝手に思ったりした。

しかし彼らぐらいの存在になれば「何がなんでも売れなければならない」という時期は完全に過ぎ去っているだろうから、これはこれでいいのかもしれない。

すでに「miss you」という名のツアーが始まっているが、ドームではやらないみたいだ。

「あえて」だろうか?「王者の余裕」というやつかもしれない(笑)

今回はかなり「インナーワールド」な作品、と思った。

…自分的にはですが。

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