音楽雑記2

ジャズ評論家の中山康樹さんの本を読んでいたら、

「ビートルズのストロベリーフィールズフォーエバーを聴いた時、これ以上のロックはもう出てこないだろうと感覚的に思い、それがジャズという音楽を聴こうと思ったのが理由の一つである」

確かに言っていることはよく分かる。

「ストロベリーフィールズフォーエバー」がリリースされたのが、1967年だがこの曲はサウンドもコード進行も複雑、歌っている内容も哲学的でビートルズの中でも最高の一曲に上げる人は多いだろう。

「ストロベリーフィールズフォーエバー」はアルバム「サージェントペッパーズ〜」には収められていない、「サージェントペッパーズ」がリリースされたのが同年の六月だったのでアルバムにも収録できたはずだが、何故か収録されていない。

死ぬほどもったいない、他に収録されている曲のカラーにも合うと思うが…
 
「サージェントペッパーズ」は歴史的名盤である、海外や日本のミュージシャンに「今までにリリースされたロックやポップスの中で最も良かったのは(重要な)アルバムは?」と質問したら、「サージェントペッパーズ」をあげる人は多いと思う。

「サージェントペッパーズ」の影響は多岐に渡る、ローリングストーンズがこのアルバムに影響され、「サタニックマジェスティ」というアルバムを作ったりフランクザッパが「ウィーアーオンリーインイットフォーザマニー」というアルバムを作ったりした。

何より「コンセプトアルバム」という概念が今まで存在せず、音楽史上初だったのである。しかもこのアルバムは16トラックとかその程度の録音機材で作られたものらしい。

「コンセプトアルバム」のアイデアはポールマッカートニーだった、ジョンレノンは「コンセプトアルバム」というものに興味がなかったらしい。

ビートルズは次に2枚組の通称「ホワイトアルバム」をリリースする、この時期メンバーは「インド哲学」にはまっていた。(当時の音楽カルチャー全体がそうだったみたいだ)

自分がこの時代の若者だったらとち狂って(笑)インドに旅に行ったりしたかもしれない。

そしてしばらくぶりにビートルズを色々聴いていたら分かったことがある。

「イギリスではこの先ビートルズ以上のバンドは絶対に出てこない」

ということだった。

コンサートを停止してから「ラバーソウル」から「アビーロード」までシングルもアルバムも駄作なし、アメリカでイギリスのバンドがこれ以上セールスをあげることはないだろうし、巨大な影響力を持つこともないだろう。

自分は色々音楽を持っているがこれ以上ロックやポップス、ハードロック、メタルなどの新譜を買う必要はないと思う、単純に持ちすぎているというのもあるが…ロックやポップスはパターンは決まっているからという理由もある、新しいのを聴く必要性はないかもしれない。

もちろんロックやポップス、ハードロック、メタルも聴きますが、今まで聴いていたものだけになるかもしれない。

自分は「新しいのを聴かないと流行に取り残される」とかそう言った感覚で音楽を聴いている訳ではないので、最近のバンドやアーティストをもう知る必要性はないような。

今後レビューするのはジャズが多いかもしれない(もしかしたら)クラシックかも。

…自分のコンテンツの方向性なんか誰も気にしてないと思いますが。

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