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リラックスが鍵!〜「できた!」を積み重ねて楽しむ演奏力アップ法〜

歌や楽器の練習していると、つい「できないところ」にばかり目が行ってしまいがちです。
でも、実は演奏力を伸ばす秘訣は、できない部分にこだわるのではなく、「できたこと」に目を向けることにあります。
たとえ一度だけでも成功したのなら、それはあなたの身体がその動きを覚えている証拠です。
あとは、その成功率を少しずつ高めていくだけです。
リラックスしながら、ポジティブな視点で音楽を楽しむ練習法を取り入れれば、心と体のバランスが整い、自然と演奏力も向上していきます。

以前の私は、自分ができないところばかりに目がいき、精神的にも辛かったですし、自分で自分を追い込みながら練習していました。
しかし、録音しながら練習するようになって「こんな風に演奏したい」というゴール設定に対し実現できることがわかり、とても嬉しく、また自分の目指す演奏に近づくのも断然早くなったように思います。

このように小さな成功体験を積むことはとても大切ですし、またポジティブな思考がリラックスを促進し、成長を加速させることができます。

自分自身の練習でもレッスンでも、“たまたまできた”いうことがあります。
再現できる可能性が低く、“まぐれ”のようなものです。
しかし、一度でも成功したということは、身体的にその成功の可能性がある証拠です。
あとは、自信を持ってその成功率を高めていけだけです。
最初はなかなか再現できなくても、少しずつ少しずつ進んでいます。
そして大体の方が、「“たまに”できるんですけどね…」と言います。
この時点で、すでに成功率が上がっていす。(笑)
しばらくすると、「“時々”できるんですよね…」と言うようになっていきます。(笑)
皆さん、確実に成功率が上がっています。

リラックスをしながら、成功体験を積み重ねる練習方法として私がオススメするのは、なんと言っても“イメージ”です。
自分が出したい音色や弾き方を何度も何度もイメージして、自分の中に落とし込んでいきます。
そして、演奏しながら直前でそのイメージを先にしてから実際に音にします。
音楽は常に流れていくものですし、ついつい電車でいうところの“お客さん”になってしまいがちなのですが、演奏するということは“運転手さん”にならなければなりません。
自分主導です。
なので、自分が出したい音を先にイメージすることができれば確実にそこに近づきます。
まずは、イメージ先行の演奏をフレーズの一部分から試してみてください。

最後に、リラックスと集中力を高めるためのケア方法ですが、私は歌なのでとにかく水分を取ります。
これは喉を潤しておくために行っているのですが、このちょこちょこ行う水分補給によって練習にメリハリがついているように思います。
また私の場合、録音しながら練習するので、演奏する時間と自分の演奏を聴く時間、そして水分補給で一呼吸おく時間が明確に分かれるので集中力も切れにくいと自分では感じています。

できたこと”にフォーカスし、リラックスしながら練習することで、心身共に健やかに演奏力を高められることができます。
ぜひ今日の練習では“できたこと”にフォーカスしてみてください!


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