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【詩】透明の色彩

水色ではない水の色
透明ではない透明の色
その透明の色彩で
僕の傷を塗りつぶした
傷ではない傷の色
触れようと無数の手がのびてくる
遊牧民時代の血が
僕に色の螺旋を埋め込んでいた
透明の色彩が
様々な指先に担がれて
螺旋を壊しながら発色していく


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