双極性障害の妻が断薬するまでに試した5つのこと
私の妻は双極性障害Ⅱ型です。
これはうつと軽躁を繰り返す病気です。
うつとは元気がなく疲れやすくなる状態、軽躁とは元気すぎて興奮しすぎる状態のことです。
病気と診断されてから、もう19年近く経ちました。(最初の診断は産後うつでしたが)
妻はうつになると食事、入浴、着替えということすらできません。
通常の日常生活が送れないのです。
日常を取り戻すため様々な治療を試してきました。
昨年ごろから、やっと改善が感じられるようになりました。
やっと双極性障害との付き合い方が形になってきたように思います。
それまでは本当に紆余曲折がありました。
様々な治療をしても効果が感じられず何度も諦めかけました。
実際に自己判断で投薬治療をやめてしまって、大変なことにもなりました😱
今でもその当時の思い出は重く暗いものになっています。
うつ病や双極性障害を治療していて
こんな悩みを抱えている方はいませんか?
妻も私も同じように悩みました。
そのような方に是非読んでいただきたいです。
もしかすると、私たちの経験が改善のきっかけになるかもしれません。
1.初めての診断と私たちの戸惑い
まず妻のこれまでについて説明します。
妻は「産後うつ」→「うつ病」→「双極性障害」と診断されました。
また結婚前からその兆候と思われることもありました。
(直近でお世話になった医師の話で気付かされて目から鱗でした😳)
産後うつの診断
産後うつは第一子出産後に診断されました。
不安で泣き出す、育児ができないなどの症状があり、病院に相談したところそう診断されたのです。
当時、私は「うつは心の風邪」という言葉から「一時的なもの」と軽く考えていました。
母乳育児中のため薬は処方されませんでした。
それで甘く考えてしまったのです。
しかしこの病気は決して軽いものではありませんでした。
症状がなくなり良くなったと思っていると再びうつになるのです。
妻の場合は次のようなサイクルでした。
これの繰り返しで、ただただ戸惑いました。
子供も生まれたばかりで大変でした😅
引っ越しで症状が悪化
この頃、妻は育児休暇中でしたが、徐々に復職の時期が迫ってきました。
このような状態ですから、復職後は両親のサポートが必要だったため、引っ越しを決めました。
妻からの提案で私も賛成しました。
しかしここで私は失敗しました。
妻に負担をかけることになってしまったのです。
引っ越し業者手配、保育園の手続き、住民票などの手続きなど、やることが山ほどあります。
これに疲れてしまったのだと思います。
引っ越し当日に妻はそれまでにない重いうつ状態に見舞われました。
症状は引っ越し後も改善されず、新たに受診した病院でうつ病と診断されました。
医師は「明らかにうつ病です」と診察が始まってすぐに言うほどです。
それほどひどい状態でした。
この診断から私たちの試行錯誤の19年が始まったのです。
2.試行錯誤の日々〜試してきた5つのこと〜
この診断で私たちは真剣に治療を始めることにしました。
ここから私たちが試してきた治療を紹介します。
試してそれぞれの良かった点、残念だった点も経験からお話しします。
1)薬による治療
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