2020/04/25

起きた。少し夜ふかししてしまったので、アイマスクと耳栓をしてから寝たら朝8時まで深く寝られた。いま、カーテンのない和室で暮らしているので、朝になると陽の光が自然に入ってくる。これに合わせて起きる睡眠サイクルなら都合が良いけれども、明らかに睡眠時間不足に陥るときは仇になる。五感を塞いで、十分な眠りを確保する。

最近、後輩が演習問題を解く様をよく見ている。もちろん数学で理解を深める際に演習は欠かせないのだけど、院生が指導教員(もしくは先輩の院生)に演習問題を添削してもらう機会はあまりない。「院以降の演習は自己完結できて当然」と毒突く人もいるが、適切なフィードバックのない演習の効果は疑わしい

避けがたいことに標準的な数学科の人間にとって学部4年の春学期に行う修士院試対策が演習量のピークになりがち。院に入った後は地道な演習より論文!実績!となる傾向にある。熾烈な学振争いが始まるからそうなるのだけど、僕はそうでないと思う。インプットとアウトプットのバランスが大切だ。

感染症の影響で大学も入構禁止となっており、指導不足を心配した先生が、今年は自ら打って出て綿密に、院生たちの演習問題の添削を行っている。自分は卒業年度なのでさすがに対象外なのだけど、正直なところ羨ましくも思う。

英単語を起きて早々に終わらせる。僕がコッフィー☕のヘビーユーザーであることは、よく知ったみなさまには周知のことだと思う。今年に入ってから、少し飲み方に工夫をしている。起床してから90分間はカフェインを取らない。

なんでも、起床してから頭を覚醒させるのに、人間はコルチゾールというホルモンを分泌しているそうなのだけど、起きてすぐにカフェインをとると、人間はコルチゾールの分泌をサボるクセがついてしまうらしい。だから、90分は自力コルチゾールでの起床をがんばる必要があると。なんだか筋トレみたいだ。起床トレーニング?

僕は、どこの政党に入れようということは、あまり言わないようにしている。みなさんそれぞれの事情、支持理由があるのだから、それに従って選挙権を行使していただけたらと思う。ただ、選挙に行くことの意味や意義については、もっと強調されてもよいと思っているので「選挙に行く意義」についての意見は積極的に応援・再発信している。

雑な議論であることは承知しているものの、選挙に行くことに全く価値を見いだせない場合の叩き台にはなるだろうから、こういうこともいう。

僕がどうしても政治的に何か言いたい場合、それは必然的にそのときの与党に対する批評となりがちなのだけど、権利を委託された相手がそうなのだから、これはお許しいただきたい。吟味なく結論ありきで「〇〇党(○○は任意)はダメ」という言い方だけは特にしないよう留意している。

こういう良いことを試みてくれる方が、政権の一翼を担っていることも認識している。ぜひがんばってください。

教員と後輩の演習添削のやり取りを見て刺激を受けたのか、自分でも少し歯ごたえのある演習問題に挑戦している。卒業していった先輩が、感染症関連でアカデミックな就職の流れも停留していると言っていた。いまなら添削してくださるだろうか。

そのとき、先輩はこうもいった。「フグくんは、実質、整数論の指導教員がいないまま整数論をやっていて大変だね……」そういう事情もある。僕は博士課程に入るのに、計算機科学をやりますと言って修士のときと同じ指導教員についたのだけど、2年経って結局、興味がほとんど整数論に移ってしまっていた。

指導教員氏は、とてもいい人だし恩義もあり尊敬もしている。ただ、整数論の指導は求められない。そこで、ゼミなどは別の整数論の先生にみてもらっている。だけど、別の先生にとってやはり僕は「外様」の院生で、自分が指導している学生ではない、と繰り返し強調されている。指導教員の壁というのは、僕が思っているよりも大きいのかもしれない。最終学年を迎えて今更ながら途方に暮れている。

そろそろフグも、覚悟を決めなくてはならないのかもしれない。

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