2020/07/09

起きた。今朝はちみつトースト。また夜ふかしして朝起きて二度寝してお昼に起きた。せっかく二度寝しない日が続いたのに残念なフグである。一日、漫然と過ごしてしまってよくない。久しぶりに人間と電話をした。通話記録をずーっと前まで見てみた。人間と電話で会話する頻度は平均して月に一回くらいのようだ。人間以外と電話で会話することがあるのか? というと滅多にないとは思うのだが、相手から見るとフグ(人間以外)と話しているから、なくはないことなのだろう。

また実家に帰る頃合いが近づいている。今回は2泊3日の短い旅になる予定だ。Zガンダムの組み立てをどこまで進められるかは腕の見せ所である。せっかく届いたデカールピンセットを忘れそうなので、いまカバンの中に入れておいた。準備は大切だ。明日の自分は違う自分で、もう全く忘れていると思っていい。

" It's no use going back to yesterday, 
  because I was a different person then. "

不思議の国のアリスにこういう一節がある。手元に不思議の国のアリスの原本があるわけではない。2年前にオックスフォードに行ったときにアリスショップというアリス関連グッズ専門ショップあって、そこで買った不思議の国のアリスのマグカップに、この一節が書いてあった。自分がもし訳すなら――

きのうのわたしは ちがうわたし
そこにもどっても しかたないの

――みたいな感じだろうか。D1の夏でだいぶ悩んだ末に博士後期課程に進むことに決めて数ヶ月めのこと。本当にここまで来てしまって大丈夫なのかなと模索中、あるいは興味発散していた時期にこのマグカップを見つけて、そうだなー。もう違う自分なら仕方ないかなー。と、吹っ切れる一つのきっかけになったのでよく覚えている。そのマグカップはいま手元にあって、僕がなんかコッフィー飲むわとかほざいているときは40%くらいの確率でこれを使っている。

昨日、100,000字以上で書かれているものを長編小説としたとき、その中間として20,000の完結した小説を書くことに挑戦してみようか、という話をした。

めげる。そこが知りたいのに……。そこで、過去に書いたものを書き直しから初めて、2万字を書くものの足場・ヒントにならないと考えた。

有望そうな(最も長く書いた記憶のある)原稿をマシンの深いところから発掘できた。ほんとうにフォルダの深いところに置いてあった。一回、小説家になろうかどこかに投稿して引き上げてきたものである。原稿をエディタで暴いてみると、22話まで毎日更新しており、80,000字あった。やるじゃん。

だが、プロットらしいものがあった記憶がない。そう考えると、これは果たして結末を想定して書いたものかどうかも怪しい。なろうのルビ機能を駆使していたり、そもそも苦し紛れに長く書いてないか、というところがいくつかある。セルフ反省会の必要があるな……。5年前に書いたものだが、どういう意図で書いたのだろう。自分だからわかりそうなものだが

5年前のフグは ちがうフグ
そこにもどっても しかたないの

である。しかたないな。昨晩夜ふかししていたのは、この過去の小説を読み込んだり、ちょっと手直してしてみたりしていたからだ。

なんか分かってきたらしい。ちがうフグ同士でも、原稿を通して対話はできるようだ。読んでみると、デフノートのような昨日のすぐ隣から再開するランダムウォークのようなもの、ではなくて、乗り越えるべき壁の数が提示されていたり出ていたり、大枠としての謎が1話で既に提示してあったり、救いようがある感じはある。

まず8万字のものを6万字に書き削れば、もっと理解が進む気がして、とりあえず7万字くらいまでは削った。そこまできて、この話はきちんと書き削った後に、物語のアーチ残り半分を補うと、ジュウマンジぴったりになる計算で、やはりこの作品はジュウマンジの長編になりたい小説なんだ、と感じた。

そうなると、これはこれで書き進めればいいのだけど、2万字のもの完結したものを書くというのは別の話になってしまう。

まいったまいった……じゃあ2万字どうする??? という話になったのですけど、なんと、ここから別の展開がありました。しかし、今日のデフノートがすっかり1400字を越えてしまったのに気づいたので、それは明日のお楽しみということに。

- 睡眠 4-6.5, 7.5-12 (7h)

明日の僕にも期待する。

(2020/07/10 へ続く)


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