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リモートワークで試されている僕の集中力

メンタルヘルスサポートシステム「LONTA」を使うと、
チームの生産性低下要因が分析できます。

今回も、「LONTA」分析結果からの気づきをご紹介したいと思います。


■  在宅勤務の実態調査から見えた課題


新型コロナウィルス感染拡大防止により、
テレワークが一気に加速しました。

上場企業を対象にした、4月実施アンケート結果によると、

2020年1月以前からテレワーク導入済・・・51.4%

でしたが、

2020年2月以降にテレワーク導入開始・・・48.6%

と、ここ数か月で回答された全ての上場企業で、
テレワークが開始されています。

そんな中、「在宅疲れ」という言葉が生まれたように、

「テレワークで、仕事のパフォーマンスが上がらない」

「ここ5日間、誰とも話しをしていない。つらい」

「満員電車、早く乗りたいなぁ」(・・・!?)

といったお悩みをもつ方も増えています。

私も在宅勤務に切り替えた直後は、
オフィスに行きたくてウズウズしてばかりでした。

先ほどのアンケート調査の続きで、

テレワーク開始前と比較して生産性が下がったと感じる・・・44.6%

生産性の定義は、各社によって様々ですが、
生産性低下を感じる人が約半数を占めている、という事実。

社会として取り組まなければいけない課題だと考えます。

参考資料
「テレワーク長期化に伴う組織課題」に関する意識調査
https://japan.cnet.com/article/35153314/


【8月①】720558_m

(写真:憧れの満員電車・・・なわけない。夏の景色)


■ 社会的促進と、ワンピースの制作現場 


ザイアンスの法則(単純接触効果)で有名な、
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンス氏には、
別の研究成果として、「社会的促進」といった研究があります。


「社会的促進」とは、慣れている仕事や単純作業においては、他者の存在が刺激となり、生産性向上に関係する。 新しい仕事や難しい作業においては、他者の存在が、プレッシャーとなり、生産性低下に関係する。https://en.wikipedia.org/wiki/Social_facilitation


スポーツジムはまさにこの社会的促進を感じられる場所です。

私は、ジムに行くと毎回同じトレーニングメニューですが、
それでも毎回最後まで頑張れるのは、

「他者の頑張っている姿が目に入る」

あの環境だからこそだと感じます。

また、このNOTEを書くことは、まさに
私にとって毎回が新しい仕事です。

そのため、周りに人がいる環境よりも、
一人きりの環境のほうが、執筆はとても捗ります。

そういえば、以前テレビで、
漫画ワンピースの作者尾田栄一郎先生の
職場を取材した映像を見ました。

アシスタントの作業場とは別の場所、
尾田先生は一人、真っ暗い部屋で、
スタンドライトの明かりだけを灯して、
作品に集中されていました。

在宅ワークの生産性を上げるポイントとしては、

新しい仕事にチャレンジしてみたり、難しい作業、
クリエイティブな活動に取り組んでみるのが良さそうです。

LONTAの分析結果からも、
そのような活動においては、在宅ワークのほうが捗った、
という事実が見えてきています。

【8月②】IMG_2182

(写真:朝散歩の理想コース。軽井沢)

■ 朝型か夜型か、それとも 


私個人にとって、生産性が高い状態とは、

「目の前の仕事に、100%集中できているかどうか」

です。

集中できていると、

・クライアントにご満足頂ける研修が提供できる。
・会社の未来が広がるようなアウトプットが生まれる。
・よりよい人間関係を築ける。
・予定よりも短時間で仕事が完了する。

などの結果が生まれます。

しかしながら、1日在宅ワークしていると、
集中力が落ちていく感覚をより強く感じます。

自分にとって、

「一番集中できる状況とは?」

ここ数か月、自己内省からの気づきを
いくつかご紹介したいと思います。

ポイントは、

1、時間
2、場所
3、道具

です。

まずは『時間』について。

どの時間が生産性を最も高めてくれるか、
それは人それぞれです。

朝型人間もいれば、夜型人間もいるし、
中間型人間もいる、と言われています。

自分自身がどのタイプなのか、
調べてみたら私は、「中間型」でした。


簡易的なものですが、こちらのサイトで
無料で調べることができました。https://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php


納得でした。

私の場合、デスクワークは、
朝~昼頃までが最も集中力が高まります。

人と会う仕事(MTG、商談、研修)などは、
朝よりも、午後~夜のほうが集中できます。

ちなみに、体を動かすこと(トレーニングや家事)は、
夜のほうが動きにキレがあります笑

この気づきから、それぞれの予定を、
集中力の高い時間枠へ入れています。

【8月③】IMG_2109

(写真:在宅ワークデスクから、僕が見えている景色。トウミョウがインテリア化しています)

■ 集中力を高めてくれる「場所」と「道具」 


二つ目に『場所』について。

色んな説がありますが、どうやら人が同じ場所で
集中力を発揮できる時間枠は90分、が自分にはしっくりきます。

そういえば、大学の授業も90分ですね。

なので90分単位で、仕事する場所を変えることを
意識して行っています。

オフィスの自席、会議室、カフェ、自宅、など。

今年は、終日自宅にいる日も増えました。

終日自宅のときは、90分を一コマにし、
その間に、リビングでストレッチしたり、
掃除やコンビニまでの短い散歩などを挟んでいます。

最後に『道具』について。

色々試してみましたが私にとって、
一番集中力を高めてくれる道具は、

「コーヒー」でした。

朝の仕事はじめと、午後の仕事はじめ、1杯ずつ飲みます。

休日は、コーヒーを飲まないようにしているので、
それもあってか、コーヒーが平日の私へ
もたらしてくれる集中力を実感できます。

他にも、試してみて良かったのは、

・休憩中に短い時間の瞑想を入れてみること
・高さを自由に調整できる机と椅子を購入したこと
・仕事机のそばに絵を飾ってみたこと
・スポーツウェアに着替えて仕事すること

です。

どうやら自分を実験台にして、色々と試してみることで、
それもまた集中力が維持できているふしもあるみたいです。

これからも生産性の高い仕事をするために、
集中力をテーマに色んな実験を行っていきます。


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