大学は学びたいことを学ぶところ

こんばんは。しかです🦌

最近バイトや研究室で忙しく外に出ていることが多かったので、今日は久しぶりに家にいました。そこでオンライン授業を受けていたのですが。。。必修科目だったので履修したもののなにせ興味がわかず(-_-;)、なかなか授業に身が入りませんでした。

その授業は人文科学から社会科学まで幅広い分野の先生方に交代で授業をしていただくというものだったので、専攻とは全く異なる部分がほとんど(というかすべて)。私は心理学のような身近なことに関する分野が大好きなので、遠く離れたヨーロッパの言語の派生の歴史、とかは正直そんなに面白いと思えなくて。。。(勿論そういった分野を否定しているわけでは無く、単に私の興味の対象ではないというだけのことです)

そこで、「なんで大学に来てまで興味のないことを勉強しなければならないんだ...?」とふと思ってしまった訳です。

あくまで個人の意見ですが。義務教育のころは、世の中で生きていくうえで知るべきことや身に着けておくべきことを学ぶことが多かったように思います。(全てじゃないですが)

やっぱりある程度の計算力や文章理解力、日本や他国への理解は生きていくうえで必要。英語能力や科学への興味、料理のスキルはあった方が良い。ある体育の先生が「体育はいざという時に大切な人を守るためにあるんだ。」とおっしゃるのを聞き納得し、以降は体育も大事だと思っています。音楽や美術はできなくても大丈夫かもしれないけど...。長くなりましたが言いたかったのは、義務教育ではどの教科もそれなりの意味があり、つまらないと感じたとしても多少我慢して学ぶ価値があるのだろう、ということです。

(ここで高校で学ぶ意味についても書こうと思ったのですが、案外思いつかなかったので省略)

一方大学に行く意味はずばり、「自分の学びたいものを学ぶこと」だと思っています。だから極論を言えば、心理学を勉強したいなら心理学だけ勉強すれば良いじゃないかと思っています。(でもまあ、英語の授業やメディアリテラシー能力を培う情報の授業等に関しては、今後使える知識だと思うので取った方が良いと思いますが。)

そんな中で私が納得いかないのは、専門分野以外の必修授業。

大学の授業は基本的にどれもかなり専門性が高い。だからこそ興味を持っている人にとっては内容も面白く感じることが多いと思うし、他分野の履修も奨励することは良いことだと思います。興味を持って学んだことは何でも今後の人生でも活きると思うし。

でも専門性が高いと同時に、"知っていなくても十分生きていける知識"が大学ではほとんどだと思うんですよね。強い書き方にはなりますが、知らなくてもいい部分なのに知りたくて追及する、というのが大学の勉強の本質だと私は思っているので。

だからこそ、専攻以外の専門的な内容の授業が必修になっていると、自分にとってはどうでもよくてかつ今後の人生で役立つかも良く分からないことを勉強しなければならないわけです。退屈かもしれないけど一応実になる義務教育のときとはわけが違う。だから、授業を受けていても「勉強したい分野のために使える大学生活の貴重な時間を割いてまで、こんなことを勉強しなければならないのか?」という気持ちでもやもやするんです。

「どんなことも勉強しておけば役に立つんだよ」という声も聞きます。確かに、勉強しないで遊んでばっかりよりは勉強した方が良いかもしれません。でも将来その知識が本当に役に立つかなんて分からないし、もしその時が来てもそれまで覚えていられる保証はない。それにもしその知識が必要な時が来れば、その時に勉強すればいいじゃない、と思うのです。「年を取ったら覚えられなくなるんだよ」とも聞きますが、だからといって何でもかんでも若いうちに覚えようとしていたらキリがない。こういうことを考えると、大学生のうちはシンプルに自分の学びたいことを学んでいた方が確実に今の自分のため、今後の自分のためになると思うのです。

以上の理由から、私は専攻分野以外の専門的な授業が必修である必要性はあまり感じないのです。

だからそういう授業には乗り気ではないのですが。

単位は必要なのでちゃんと授業は受けます。。。