ボンドマーライトレス
お世話になっております、田舎歯科医のひとり言です。
本日はこちら。
トクヤマさんのボンドマーライトレスをピックアップ!
特徴としてはライトレスというだけあって、ボンディング自体に光照射は必要なく、A液とB液を混ぜる化学重合型のボンディング。
2液混ぜて塗布してエアーをかけるだけ。光照射の時間を無くして混和する時間が増えたと考えればよろしいでしょうか。
2−2パックの登場で保険のボンディングとしても手の出やすい価格になってきてるので、どう使うのがいいのかを今回取り上げてみました。
特徴はなんといっても高い接着力。
X(旧Twitter)界隈でも評価が高く、使われている先生も多いとか。
しかし、安くなったとはいえ激安ボンディングと比べると多少割高だったり、2液の混和なのでイヤでも2滴分の量になってしまったりするところがデメリット。
そんなボンドマーのデメリットをメリットに変えることができるよう紹介していきたいと思います。
①化学重合
まずはやっぱり化学重合なところが最大の特徴ですよね。
他社さんの化学重合系は、結局光重合の必要だったり手順的にも増えてしまうのが気になります。
しかし、ボンドマーは光がいらないかわりに2液混和だけと潔く、自身の特徴のみを光らせています。
光がいらないのでやっぱりレジン系のコアをたてるときは第1選択になると思います。レジン系のコアって光が届かなくて大変な目にあったことある先生多くないですか?ファイバーの登場で、ストレスはだいぶ減りましたがそれでも安心感を得るためにボンディングは化学重合のほうがいいと思っています!
②2液分でるからこそ・・・
ボンドマーは2液混和なので、イヤでも2液でます。
通常のボンディングのように1滴をケチったりもできません。
では!
それを逆手に取りましょう!
→たとえば、CAD冠の接着。
ボンドマーを①サンブラ後のCADと②歯面に塗布することでレジンセメントの接着力をUPできます。
2液でているのを逆手にとって、ボンディングの量を使うときにボンドマーをつかい光照射の時間を節約するのと、ボンドマーの最大の特徴である接着力を思う存分に発揮。
これならデメリットを消してメリットだけを輝かせることができます。
レジンセメントもできればトクヤマのが推奨ですが、価格帯の低いレジンセメントに節約するなんていう選択肢もでてきます。
→そしてファイバーコア。
さきほど書いたようにレジン系コアのボンディングにはボンドマーが第1選択になってきます。
そんな中、コア形成後の歯面にボンドマーを塗布したあと、余ったボンドマーをファイバーコアに塗布することでコア側接着力が大きく向上されるのです。
ちなみに前処理が必要なファイバーポストと、必要のないポストでは1本50円の価格差があり、その50円を余ったボンドマーで補うことができるのです。
材料費のお話だけではなく、たとえば保険材料では1番評価の高いサンメディカルのファイバーポストも前処理必要なしとされていますが、あれもメッシュの粗造面があるから不必要とされていますが、塗布するとなおよし!なので余ったボンドマーを塗布すれば素晴らしい治療になります。
まとめ
そんなこんなでデメリットをメリットに変えることで、持ち前の接着力を思う存分発揮してくれるボンドマー。
安いボンディングと一緒に、コア用やちょっと接着力の欲しい症例の時ように置いておくのはいかがでしょうか。
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短いの書くつもりがちょっと長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
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