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わたし、プレ更年期です。~生活習慣を見直してみる②~

更年期症状を軽くするにはどうすればよいのだろう。
ネットで調べると、運動というキーワードがよく出てきた。
わかってはいるのだ。健康の基本は睡眠、食事、運動。
しかし私は一週間家にこもっていても平気なほどのインドア派、仕事もデスクワークのため、日常的な運動はほとんどしていない状態だった。

これではいけない。
わかっているけど、運動する習慣のない人間が運動を始めるには、だいぶハードルが高いのも正直なところだ。
まず私の場合、そもそも運動する体力がない。更年期症状の影響もあり、もう笑っちゃうくらい体力がない。
調子が悪いと階段すらまともに登れなかったのだから、毎日ウォーキングなんてとてもできる気がしなかった。

でも更年期症状はつらい。いずれにせよ、健康のために運動はやるべきだ。
悩んだ私は、とにかく「運動しなければいけない理由」を作ってしまうことにした。
私は元々犬が好きで、若い頃からずっと飼っていたのだが、その犬が亡くなってからは子育てに忙しかったこともあり、しばらく飼うことをしていなかった。
思えば犬がいた頃は、毎日散歩に行っていたし、犬と一緒なら散歩も苦じゃなかった。
それならばもう一度、犬と暮してみたらどうだろうか、と思ったのだ。

もちろん、そんな安易な考えだけで犬を迎えるのはよくない。
今の自分がちゃんと最後まで見てやれるのか。お金のこともある。
よくよく考え、家族とも相談し、最終的には犬を迎えることにした。

我が家はいつも保護犬を迎えていたので、今回も中型の保護犬を迎えることとなった。
散歩に出るようになり、最初はなかなか長い距離を歩けなかったが、半年もすればそこそこの距離を歩けるようになった。
調子が悪い日はあまり歩けないこともあるが、それでも毎日散歩に出るようになったのは大きな変化だ。

無くなった体力は相変わらず戻らないし、運動を始めたから劇的に良くなったわけではない。
でも少しずつ動ける日が増えたり、不調の波もマシになってきているような気もする。
なにより、散歩に出るようになって気分のリセットができるようになったのは大きい。
いらいらしていたとしても、体を動かせば自然と治まっている。
運動は精神的な部分に、一番効果を発揮したのだ。



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