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Deepcoin研究院

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Deepcoin研究院|簡単な相場考察!19日の暴落は新規参入者へのウエルカムパーティ?

過去数日間、ビットコインをはじめ暗号通貨の価格は乱高下しています。特に、5月19日の大暴落はコロナショックと匹敵できます。たった一年間でこんなレベルの暴落が2度も来ました。 Deepcoin研究院では、その暴落が来る前に、既に兆しが現れたと認識しております。今回の暴落は犬系コインブームより極度に加熱された相場への修正です。悲劇というより、新参組へのウエルカムパーティだと捉えても良いです。 まず、5月に入り、伝統金融市場がリスクオフ対策①各国の規制面から仮想通貨への政策方針の見

投信グレースケール社、BTCとETHを買い増し

過去24時間、米国の暗号通貨ファンドのグレースケール社はBTC4751枚とETH10479枚を追加購入、ETCのみ3027枚を減らしました。 現在、グレースケールが提供している9つの仮想通貨投資信託において、ビットコインへの投資が最も運用資産額の高い投信として凡そ$75.55亿ドルに相当する資産を管理しています。次に人気なのはETHで、現時点で計 255.24万枚、11.3億ドルの規模となります。 グレースケール社のBTC保有チャートを見ると、10月以降BTCの購入が加速

DeFi のジャンル別と代表プロジェクト紹介

DeFiには数多くのプロトコルやサービスがあり、新しいものが出てくるスピードがとてもはやいのが特徴です。ここではジャンル別に代表的なDeFiプロジェクトを解説します。 ○決済系 ○カストディアル系 ○分散型レバレッジ取引 ○保険系 ○予測市場 ○ステーブルコイン ○インフラ ○マーケットプレイス ○分散化ID ○データ分析 ○DAO分权自治 1.決済系 DeFi決済アプリ、プロトコル、およびソリューションは、金融機関や銀行に口座作れない人々(いわゆる金融難民)のニーズに

はじめに:DeFiの簡単解説

2020年中旬からブームに伴って、DeFi爆発の年となります。しかし最近生まれた真新しいコンセプトではありません。最初の試みは2017年に誕生したDEX取引所となります。そして、2019年に注目を集め始め、2020年夏に入り想像だにできない盛り上がりを見せています。今週からDeFiにまつわる物語を話し合いましょう。 まず概念から説明すると、DeFiは英語のDecentralized Financeの頭文字を取った略称です。分散化金融という意味合いです。明確な定義はまだありま

後編:ステーブルコインにDAIが新しい風吹かれるのか

Dapptotalのデータによると、7月に入り分散型のステーブルコイン—DAIへの需要は高まる一方です。それは投資家たちがイーサリアムの価値を信じ、長期的に保有していく傾向と見られます。今回はDAIについて分かりやすく紹介します。 DAIの発行仕組み Makerプロトコルを介して発行され、過剰担保に裏付けられているDaiは、米ドルにソフトペッグされている新型ステーブルコインです。その発行元はEthereumの分散型金融プロジェクトMakerDAOを運営するMaker財団と

中編:規制強いエコシステム持ちのUSDCは逆襲するのか?

Cryptocompare2020年7月15日のデータによると、ビットコインの購入に使用された資金の中でUSDCが7番目にランクされていることを示しています。またCoinmetricsのデータから、 6月以来USDCの供給は急増し、合計は10億ドルを超え、年初と比べて93%増加しました。 ここ半年、USDCへの関心と成長は高まる一方でした。 では、USDCとは何でしょうか? ステーブルコイン競合相手テザー(USDT)のように、USDCはドルに対して1対1です。USDTの次

前篇:ステーブルコイン元祖のUSDTは崩壊するか?

2015年に誕生した以来、USDTは発行規模と流通量においてステーブルコインを牛耳る存在です。 CoinmarketCapのデータから見れば、2020年7月22日にUSDTの時価総額は100億ドルを突破し、3月の50億ドルに達してから4ヶ月も立たないです。現在、XRPの時価総額を追い抜き3位に位置するほど圧倒的なシェアを占めています。 USDTは仮想通貨市場で存在感を示しつつあると同時に、爆発行と規制にまつわる紛争も絶えません。それによりテザー崩壊とビットコイン暴落の噂も