【壮絶どす】「東福寺」の奥地にひっそり眠る“謎の廃墟神社”で味わう京都の晩秋のひととき【風流どす】
2022年も残り一ヶ月となった。長引くコロナ禍のことは当然ながら、今年はロシアのウクライナ侵略、安倍晋三元首相の暗殺などと物騒な出来事も相次いだ。またどうせ12月中頃に清水寺で行われる「今年の漢字」の公開揮毫イベントでも不穏でネガティブな一文字が充てられそうな気配である。この時期になるといつも思いを馳せるのが晩秋の古都・京都に数多ある、ご自慢の有名寺社を中心とした紅葉スポットの数々。首都圏民がJR東海のキャンペーンよろしく「そうだ 京都、行こう。」と有難そうに押し寄せる秋の風物詩。
それで紅葉の名所の一つである京都市東山区の超有名寺院「東福寺」なんぞに足を運んでみる。コロナ禍も三年目となれば過去の自粛ムードは何だったのか、もはや記憶もあやふやになりつつあるものだが、ちらほら外国人観光客の姿も戻ってきた。しかし通天橋の上ですれ違った観光客のオバチャン軍団はこう言っていた。「コロナになるまでは歩けないくらい人だらけだったのよ」…
さて、今回は東福寺に呑気に紅葉見物に来ただけというわけではない。その裏手一帯にある何やら怪しいスポットについてのお話だ。去年の夏の甲子園で善戦した「京都国際学園」という韓国系ルーツの高等学校がある一帯にゴッチャゴチャした住宅密集地やボロボロの神社があったことなどに触れた当方のレポートがあるが、まずは先にそちらを読んで頂ければ幸いである。今回はその続編とも言える内容だ。
ここから先は
4,608字
/
41画像
¥ 300
引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。