見出し画像

【宇治市】戦後75年経ってようやく終わりの目処が立ちそうな不法占拠地帯「ウトロ51番地」の様子

昔からDEEP案内編集部がしつこくレポートしまくってきた物件の一つが、戦後の混乱期に在日コリアンが特定の土地を不法占拠して暮らし続けてきたスクワッター地帯の存在。関西にも首都圏にもそういう場所がいくつかあるが、長年の“戦後処理”の結果、一部は不法占拠状態が解消されたり、スラムクリアランスが行われて問題自体が解決した地域もあるにはある。伊丹市の中村地区なんかはその例の一つだ。

画像1

中でも京都府宇治市伊勢田町にある「ウトロ51番地」はその手のスクワッター地帯として最も名高い地域だ。当時の京都府久世郡小倉村大字伊勢田宇土口に、戦時中の飛行場と軍需工場の建設計画のために集まった在日朝鮮人労働者や朝鮮半島からの出稼ぎ労働者が「飯場」にしていた土地が戦後になって、その一部が帰国せずに不法に居座ったものが75年間も続いてきたという、筋金入りの物件。しかし近年、このウトロ51番地もその様子が変わってきた。

ここから先は

3,158字 / 16画像

¥ 170

PayPay
PayPayで支払うと抽選でお得 〜1/7まで
ポイント
抽選でnoteポイント最大100%還元 〜1/9まで

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。