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【天国と地獄】四ツ谷駅近く、赤坂御所のすぐ隣にあったスラム街「四谷鮫河橋谷町」とは何だ

皆様ご無沙汰しておりました。暫くサイトの活動を休止しとりましたDEEP案内編集部でございます。コロナ感染第四波の影響もあって、これだけ長期間に及ぶ緊急事態宣言下において自由に取材できない生活が続くと活動へのモチベーションもすっかり失われてしまうわけです。しょうがないので過去の取材活動を再編集して、note読者さん向けに書き下ろす事にしました。

とりあえず、可能な限り多数の国民がコロナワクチンを打たなければ到底元の生活に戻れる見込みはないので、皆様もおかしな陰謀論やら5Gがどうとか反ワクチン派のトンデモ怪電波に惑わされずに自宅のポストに接種券が届き次第、近くの接種会場にお出かけされるのが宜しいかと思われます。ワクチンの副反応が怖いかコロナに感染してしまうのが怖いか、合理的に考えればどちらが深刻なリスクなのかという話ですよ。

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で、今回お届けするお話は東京のド都心、四谷界隈…令和改元を迎える直前の2019年4月末、おめでたムード一色に染まっている中でやってきたのは元赤坂の迎賓館や赤坂御所といったロイヤル感満載の地域である。間近に開催される予定の東京五輪を目前に新たに即位した天皇陛下夫妻を一目見ようとするオバサン軍団が忙しなく行き来する賑々しい光景、よもや目下のコロナ禍で暗転しようとは、この当時は露知らず。

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皇室大好きな上京カッペ民や外国人観光客が固唾を呑んで眼を見張る迎賓館赤坂離宮の白亜の宮殿、実のところ、ここから目と鼻の先に「東京屈指の一大スラム街」があったというのは、にわかには想像し難い話であろう。東京には戦前から名を馳せたスラム街が何箇所かある。芝新網町、下谷万年町、板橋岩の坂、そしてこれから触れる「四谷鮫河橋谷町」…いわゆる“鮫河橋スラム”である。

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引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。