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【奈良市の昭和】近鉄大和西大寺駅前の激レトロ物件「西大寺駅前アパート」を見物する

ごく最近、世界中に衝撃を与えた大事件が起きてしまい一般市民の生活にも暗い影を落としている、奈良市の「大和西大寺」という街。ここは大阪方面に毎日通勤・通学している奈良市民にとって非常に馴染み深い街で、駅前にある商業施設「ならファミリー」を筆頭に、日常生活を過ごす場として地元民に親しまれている。

奈良県内でも立派なエキナカ商業施設があるのは大和西大寺だけ

近鉄奈良線の急行電車に乗って大阪市内から片道30分前後、大和西大寺駅で降りてホームから階段を登ったところにはこんなシャレオツなエキナカ商業施設まで整備されていて、大阪市内の繁華街にいるのと遜色ない気分が味わえる。“奈良って田舎だと思っていたのに…”という印象が一瞬で吹き飛ぶ。いや…ここだけだから、都会ぶってるのは!

大和西大寺駅名物のAI案内ロボ「アリサ」

大和西大寺駅構内には“AI案内ロボ”(アリサ)が設置されていて、これがちょっとした名物になっている。駅の南北自由通路が完成した後の2020年7月に設置されたものだ。駅構内や周辺地域の案内、乗換案内などを人工知能で応対する、超最新仕様。「22歳の女性新入社員」という設定らしく、その事になぜかハフポストの記者が噛みついているのだが、ああやれやれって感じですね。多分、東大阪(特に布施)とかに置いたら酔っ払いにセクハラ質問乱発されて、しまいには壊されたりしそうですよね。

大和西大寺駅前、南口の一等地にそびえる、こちらの古ぼけた団地を見に来ました

もう時代は令和である。街も人々も技術も進化を留まらず変わり続けていくのが世の常。1300年の歴史を持つ古都・奈良だって例外ではない。しかし大和西大寺駅の南口に出ると、再開発で真新しいロータリーが出来ているのと共に、やたらと古ぼけた佇まいの団地が目に入るのである。今回ご紹介するのはこちら「西大寺駅前アパート」という物件だ。

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