見出し画像

【市営住宅】中国残留孤児が暮らす京都最強の移民地帯!伏見区「小栗栖団地」を征く【府営住宅】

DEEP案内編集部がお届けするアレな街レポートの数々をお楽しみになられている読者の方々にとっても、「治安が悪い」云々のネガティブ情報などから、普段なら足が向く事も絶対無いような場末の土地に関して「怖いもの見たさ」といった感情の混じったゲスな好奇心から記事を読んで頂いている、という事も多々あるだろうと想像している。

人類がインターネットという“手段”を知ってから概ね四半世紀そこそこだが、インターネットが人類の未知の事象に対する底なしの「怖いもの見たさ」の知識欲に応えるものとしてその役割を続けているものだと思うし、それが当たり前になった今の時代も、やはり頭の隅にはインターネットに対する“畏怖の念”を忘れてはならないものだとも思っている。

画像1

インターネットがまだまだ“怖いもの”というイメージの強かった一昔前、世界中のショッキング画像を集めた「オグリッシュ」(Ogrish.com)というアングラサイトが存在していた。これはネット黎明期の2000年からあり、当時のインターネット環境であれば誰でも閲覧可能であった。このサイトが有名になったのが2001年9月11日に起きた「アメリカ同時多発テロ事件」である。テロリストに乗っ取られた飛行機が突っ込んで炎上するニューヨークの世界貿易センタービルから飛び降りる最中の犠牲者の姿が掲載されていたのだ。

当時は「2ちゃんねる」のスレにあるリンクをうっかり踏んだらオグリッシュのグロ死体画像を掴まされたりして「精神的ブラクラ」を食らう羽目になっていたのも、既にそのサイトの存在すら忘れ去られ“オグリッシュと言えば小栗旬”とまで言われるようになった今となっては懐かしい思い出…

画像2

いや、今回はそんな話をするためにこの記事を書いたわけではない。オグリッシュでも小栗旬でもなく、京都市伏見区にある「小栗栖」(おぐりす)という地域に関する話だ。

ここから先は

4,348字 / 28画像

¥ 250

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。