見出し画像

【ガチ団地メシ】高槻市大冠町「おやつセンター」が気になってしょうがない【コナモン三昧】

大阪人の食い物と言えば「コナモン(粉物)」。お好み焼き・たこ焼き・いか焼き・焼きそば・焼きうどん・モダン焼…これらの食い物はみな小麦粉で出来ている。大阪では昭和の時代からお安く腹を膨らませる事ができる下町民の食い物として定着していた食文化が、コロナ禍やロシアのウクライナ侵略といった出来事のせいで揺らぎ始めている。

小麦の価格上昇、原油高による光熱費・輸送コストの増大、様々な悪い要素が重なり合い、我々は未だかつて無い危機に直面している。多少の値上がりは許容するしかないのだろうが、最近は大阪の下町でたこ焼きを買っても、どこの店もタコがハナクソみたいに小さい。これも所謂「シュリンクフレーション」の一例なのだろうが、昔は安価だったはずのマダコも今となっては100グラム392円だとか、下手な牛肉よりも高級食材だ。近い将来、たこ焼きすら庶民の手に届かない食い物になりうる可能性もある。

高槻市南部の、なんということもない下町です

我々はふとした拍子で、高槻市南部のとある一画に足を運んでいた。国道170号で八丁畷交差点から枚方方面に下った、どちらかと言えば高槻市の中心よりも川向こうの枚方市街地が近いあたり。元来から大阪の下町育ちである当方の本能からか無性にコナモン欲が出てきて、昼飯をお好み焼きとたこ焼きにしようと決めていた。

ここから先は

3,540字 / 19画像

¥ 200

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。