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【時期尚早】今度の四連休で「Go To キャンペーン」に乗ってはならない理由【コロナ第二波】

中国・武漢から世界中に広がった「新型コロナウイルス」(COVID-19)…日本国内でも感染拡大が進み、その猛威に怯えていたのはもう3ヶ月前の話。

“進め一億引きこもりだ”とばかりに徹底した「自粛作戦」で5月のゴールデンウィークを“我慢ウィーク”にしてまで国民一斉家に閉じこもった事が功を奏して、連休明けにはごっそり新規感染者が減って「なんだ大した事ねーじゃん」などと一転して楽勝ムードすら漂い「真夏の暑い時期にはウイルスの活動が弱まる」などと根拠もわからない楽観論まで出る中、“収束後”を目処にコロナ禍で大打撃を受けた旅行業界に救いの手を差し伸べるべく見切り発車的に政府がゴーサインを出していた「Go To トラベルキャンペーン」が開始する明日7月22日を前に、日本列島に再び感染拡大の「第二波」が襲いかかっている。

そろそろ長引いていた梅雨が明けるかどうかの時期で、糞暑い中でもマスクが外せないというのは辛いんですが、日本国民は今度のコロナ第二波を“赤信号みんなで渡れば怖くない”モードで乗り切る構えのようで…

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コロナの猛威を意識していなかった今年初めまでは「春節休暇」で日本を旅行する中国人観光客がゾロゾロそぞろ歩いてはチャイナマネーをどぶどぶ注ぎ込んでいた大阪の道頓堀商店街。今や閑古鳥が鳴くばかりで、今までインバウンドでウハウハ状態だったはずの関係者達は状況が一転、悲鳴を上げ続けている。

日本の主要旅行会社47社の今年5月の旅行取り扱い額が前年比97.6%減となったという記事も、予測はできていたとは言え実際の数字でこうやって出てくると衝撃的である。しかしそれでも、正直言って今度の四連休で「Go To トラベルキャンペーン」に乗る事は当方としては絶対に勧めたくない。その理由をこの場を借りて挙げる事としよう。

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