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消防士の参観日

今日も小学生の子供の参観日行ってきました。
世の中のお父さんの大半は平日は仕事だと思いますが、消防士(24時間勤務の人)は平日休みが取れるので、子供の行事には参加しやすいですね。

思い起こせば、中学生になった長女の幼稚園入園から、ほとんどの学校行事には参加してきました。
なので、子供の友達も、お母さん方にも顔を覚えられ、時には「何のお仕事をされてるんですか」と不思議に思われることもあります。

この驚異的な子供の行事の参加率のおかげで、子供の同級生からは「〇〇ちゃんのおとうさん!」なんて、よく声をかけてもらえます。
自分の子供もそうですが、よその子供でも、中学生になって大きくなった姿を見ると考え深いものがあります。

私が特に大事にしていた行事は、運動会です。

なぜかって。

そりゃ、日ごろから仕事と趣味を混同しての、筋肉トレーニングの成果を発揮するためですよ。
周りも分かっているので、親子リレーなんかは必ず声をかけてもらえます。

消防士のお父さんに期待されているのは、
「さすが、〇〇ちゃんのお父さん」かもしれません。

しかし、消防士本人たちは違います。
私たちが運動会の親子リレーで求めているものは

「圧倒的な勝利」です。

この日のために、子供のために、自分自身のプライドと、周りの父兄に褒めてもらいたいがために、長期的なスパンでトレーニングをしているのです。

アンカーが一番興奮します。
しかも、遅れて渡してもらえるバトンは最高のご褒美です。
そこから、圧倒的な脚力と、劣らない持久力で、何人もの下っ腹の出たお父さんたちを抜き去るのが、ごちそうです。

ゴール後は、決して子供たち以上に目立とうとは思いません。
しかし、自分自身の中で、毎年こう思っています。

「今年も勝った。ただの勝利ではない、誰もよせつけない程の圧倒的な勝利」

また、あの快感を味わうために、今年も身体を仕上げていきますよ。

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