見出し画像

「勇気」の本質とは何か。

 あなたは勇気を持っているだろうか。自分では持っているつもりだろう。だが実際のところは私も含めて皆誰もが大した勇気を持っていないのでは無いだろうか。

 一つこんな例を挙げてみよう。あなたは会社に勤めていて、毎日当然のように出社していたとしよう。するとある日、突然今勤めている会社が急激に魅力のないものに思えてきて逆にライバル会社にとてつもない魅力を感じ始めてきたとしたらどうだろう。あなたは今の会社を辞めて転職するだろうか、はたまた今の会社で働き続けるだろうか。おそらく大半の人は辞めずに今の会社に継続して勤めるのではないか。
 別の例も挙げてみよう。あなたには今片思いをしている人がいると仮定しよう。そして結ばれたいとも思っている。だが向こうはこちらのことが好きか分からない。この場合あなたは玉砕覚悟で告白するだろうか。おそらく大抵の人は告白しないまま学校生活を終えることになるだろう。

 これらの二つの例から言えることが一つある。それはどちらの例にしても自分が傷つくことを恐れるあまりにそれ以上の歩みをやめてしまっているということだ。そしてこのことから勇気に関して私なりに勇気の定義を導いてみたい。それは「勇気とは自らが傷つくことを恐れずに一歩を踏み出し、そして歩み続ける」ということである。
 
 多くの人は何事も最初の一歩さえ踏み出すことができればあとはなんとかなると言うが、私が思うに最も大切なのは、最初に踏み出した一歩目を2歩目に繋げることである。周りを気にせず自分が正しいと思うことをやり通すことはとても難しい。だがそれをやり通すことこそが「勇気」なのではないかと思う。
 最後に断っておきたいのだが、これはあくまでも私個人の考えであり、これを誰かに押し付けるつもりはない。そして重要なのはあなたはどのように考えるのかということだ。であるからあなたなりに「勇気」について考えてみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?