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D.Oの音楽活動のストーリー③〜RENEGADER〜


過去を振り返り続けていると、

否定していた過去の良かったとこ悪かったとこ、

よく見えていいですね。

今回も前回に引き続き、

自身の生い立ちを紹介するような記事を連載したいと思います。

(3年前に書いた、自身のブログからの転載・リライト記事となります)


都会から故郷へ…再スタートを切ったD.Oの、「Re:鳥取」での活動の野望はこうだった


22歳の時に、故郷の鳥取へ戻りました。

その前に、福岡でやっていたADVISORYのラスト1年という年に、

「地元への凱旋ライヴができたらなあ…」という思いから、

鳥取の夏の風物詩である、青い鳥コンサートへの出演を達成したわけなんですが、

その時に、鳥取で活動していたヘヴィメタルバンドやハードコアバンド達と

そのコンサートをきっかけに出会い、

僕が鳥取が地元ということから、遠く離れたところ同士で交流が始まってました。

実はその頃にはもう、この地元の鳥取へ帰って、

改めてまた東京進出を練り直してみようかと考えていたりしていて、

どうであれもう一度、鳥取での展開を構想してもいたんです。

そしていざ帰ってきてからは、

このヘヴィメタルバンドやハードコアバンドのみんなに

鳥取の音楽カルチャーやスポットを紹介してもらいながら、

ますます交流を深めて行きました。

併せて、帰郷からすぐバンドを始めたかったのですが、

やはりデスメタルバンドをやってる人が鳥取には居なかったので、

またちょっとの間、地元の暮らしになれる生活しかやれることが無い日々に。

戻ってきて少しのうちは一人でまっさらな状態で、

久しぶりの故郷を楽しんでもいいなという感じで生活をしていました。

それと、一度地元を離れてみると、地元への新たな発見があったりして

改めて触れてみたいことへ興味が湧いてくるものでして、

この鳥取県鳥取市でお盆に昔から開催されている、

鈴のついた傘を持って踊る「しゃんしゃん祭り」というのがあり、

せっかく久しぶりに鳥取に帰ってきたのだから、

それに出てみたいと思っていたのです。

小さい頃に1度だけ出場したことがあったこの祭りでしたが、

基本的には地元の企業や学校などの団体が出場しているものだったので、

その辺の野からは出場できないものだと思っていたのですが、

20名を集めて団体を構成して、

規程の踊りさえ踊れたら

出場可能だということを知ったのです。

そこで思いついたのが、

「ヘビメタがステージ上でやっているコスチュームとパフォーマンスのまま、

ヘビメタが傘踊ってたら、人々はビックリするのでは?」


でした。

そのしゃんしゃん祭への出場のために僕は

交流のあった少ない数のバンドマン達に相談し、

そのバンドマン達のそのまたバンドマン達に声をかけてもらい、

そして、20名を集めて出場しました。

その名も、
「因幡ヘヴィメタル連合」

…笑われまくりましたが、

なんと、その名前が話題を呼んで、

出場前に有名になってしまったんです。

(このしゃんしゃん傘踊りのことは、後日また記事をアップします。

面白いと思うので、乞うご期待!)

その出来事を機に
色々な音楽仲間と繋がることができて、

結果、念願の鳥取でのデスメタルバンドを結成することになりました。

バンド名は、「RENEGADER」

反逆者という意味だったので、

〜因幡反逆武装勢力〜

というキャッチフレーズまで付けて、

(X JAPANでいうpsychedelic violence crime of visual shockや、

インディーズ時代のL’Arc-en-Cielでいうpsychosonic shakeみたいなヤツ)

ADVISORYの頃よりも
邪悪なコスチュームとサウンドで、


鳥取市初のデスメタルバンドとして

スタートすることになったのです。


福岡で見てきた画、聴いてきた音、感じてきた熱、それを鳥取で再現してみたバンド「RENEGADER」


このRENEGADERでは、福岡でやってきた成功や失敗を活かして、

「福岡でやってきたことをそのまま鳥取でやったらたぶん、

みんな白目向いてビックリするだろう」


って思ってたことをやっていくと決めていました。

なので、ADVISORYの頃のようにコープスペイントをして、

ADVISORY時代よりもより激しくて邪悪なサウンドで、

キャラクターやヴィジュアルももっとガチな感じにし、

ヴァイオレンスなデスメタルバンドとして活動していました。

そして、デスヴォーカルをやってくれる者だけがどうしても見つからなかったため、

ずっとギターリストだった僕が、

これを機にいよいよ

初めてヴォーカルをすることになったのです。


RENEGADER DEBUT LIVE
RENEGADER RENEGADER vs DESPERADO
RENEGADER #3
RENEGADER やるならどんとやれごっついこと、根性すえてやってみな!Vo.1
RENEGADER D.O X JAPANのToshlさんと 鳥取市わらべ館にて


とにかく相変わらず、こんな音楽の存在事例が無い鳥取県鳥取市でしたので、

集まってくれたメンバー達は皆、したことないけどしてみたい者の集まり。

中々生粋な者達がメンバーとなってプレイしてくれては、

片田舎の暮らしならではのサブカルチャー事情となる、

仕事や家庭と、この邪悪な活動との両立が図れなかったりが多々発生し、

憧れてメンバーとなっては辞退していくという問題が次々と如実にありました。

RENEGADER #3
RENEGADER AFTERHOURS ROCKDAY
RENEGADER D.O
RENEGADER #5
RENEGADER 青い鳥コンサート2006


なのでこのRENEGADERは、第8期まで展開し、

公務員のミドル世代の者や、17歳の現役高校生や、

都会でもっとガチすぎるデスメタルバンドで活動していた者や、

ニューオータニのホテルマンや、

その後NotⅡBelikesomeoneのメンバーになった者や、

その後Concerto Moonのメンバーになった者や、

とても色々なメンバーが携わってくれては、

地元にインパクトとレジェンドを残す活動をしたバンドだったのです。


RENEGADER 青い鳥コンサート2006
RENEGADER 青い鳥コンサート2006
RENEGADER 青い鳥コンサート2006



RENEGADER パレットとっとり 3th Anniversary Live
RENEGADER パレットとっとり 3th Anniversary Live
RENEGADER パレットとっとり 3th Anniversary Live
RENEGADER パレットとっとり 3th Anniversary Live
RENEGADER パレットとっとり 3th Anniversary Live



そしてこのバンドでは、ADVISORYの時のように

県外へ遠征へ行くような活動には至らなかったのですが、

マスコミに地元の芸能人のように取り上げられては

メディアへ出演することがしばしばありました。

RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト
RENEGADER これじゃないと☆鳥取ナイト




こんな感じで、昔にX JAPANが

「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」にヘビメタとして番組に出演しては、

あの強烈な格好で街中を歩き回って

火を噴いたりしながらライヴを演りまくっていたみたいに、

あのまんまがやりたいと思いながらRENEGADERをやっていたので、

やっぱマスコミに声をかけられるわけです。

だから、改めてアンダーグラウンドシーンの帝王の位置を狙って

最終的にはTOKYO進出へ!!

…とはまたしてもならず、

結果的に、ちょっとしたローカルのタレントみたいな活動となっていっちゃったのです。。

だとしても、またしても貴重な体験を積み上げることができたのは間違いなく、

この後の自分の人生にとって、とても役に立つ経験となりました。

なんせ、その後の人生において、

自分のビジネスに色々とつながっていくことになったのだから。

RENEGADER D.O
RENEGADER 韻火帝国
RENEGADER 韻火帝国
RENEGADER 韻火帝国
RENEGADER D.O


んで、デスメタルがなんなのかわかっていないこの世の中に対して

色んなデスメタルを響かせていきたいという考えから、

やはりカヴァーも取り込んでプレイして行きました。

SLAYER、
VADER、
TESTAMENT、

DARK TRANQUILLITY、
MORBID ANGEL、
SHADOWSFALL、

CANNIBAL CORPSE、
HATESPHERE、

ARCH ENEMY、
HATEBREED、
Xなどをプレイして、

デスメタルってこんなにも色々とあるんだよと、

テレビやラジオの情報番組みたいな内容の活動となって行ったのでした。

そんな話題を呼んだこのRENEGADERの活動も

極めてひょんなことがきっかけで、

5年間という、長いようで短く

そして、とても濃くて残忍な思い出を残し、

終わりを遂げたのでした。

RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22
RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22
RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22
RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22
RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22
RENEGADER LAST LIVE 2009.3.22



次回へと続きます


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