愛

母からLINEが来た
｢あんま元気なさそうだけど大丈夫かーい？｣と。普段頻繁に連絡をとるわけでもなく、たまに｢生きてるか～｣って言葉と共に、実家の猫の写真が送られてくる。
私は大抵｢元気だよー！｣の言葉と共に飼っているハムスターの写真を送る。
母すごい。私は何も言ってないのに。いま生きてた中で1番しんどい、苦しい、辛い。能力者なの？

東京での生活の事や仕事のことはあまり話さない。両親に心配をかけたくない想いは子供の頃から強かったと思う。
相談という相談もしたことがない。
決して裕福では無い家庭だったが、沢山の愛情をくれ、沢山の経験をさせてくれたし、世界一の両親だと誇ってる。

うちの朝は早い。
父が早朝5時に家を出るため、母は毎日その前に起きてご飯を作り、お弁当を作り、家事をこなし、私たち姉妹を学校へ送り出す。
当時から母の偉大さは感じていたけど、大人になってからはより痛感する。私には到底出来ないことだと。

父もすごい人だ。
毎日北関東の田舎から、1時間半かけて都内へ出社している。不景気で家計が大変だった時は18時に帰宅し、そこからまた別の仕事へと向かい24時頃帰ってくる。はんぱねぇよ。

そんな家族をなにより愛してる。愛してくれてる。だからこそ心配かけたくない。
だから今日も明日もこれからも頑張る。精一杯生きていかなきゃね。大丈夫だよ。面と向かっては言えないけど愛してるよ。ずっと。

2024/4/19