勘亭流戯筆さん-「京の夏」ポストカード展クリエイターインタビュー
皆様こんにちは。京都の手作り時計店DEDEGUMO(デデグモ)です。
開催中のDEDEGUMO GALLERY SPACE 7月企画展「京の夏」ポストカード展。今期は15名のクリエイター様にご参加いただき素敵な30作品が揃いました!
ご参加いただいたクリエイター様に事前にインタビューをさせて頂きましたので、毎日インタビュー内容を掲載してまいります。
【ポストカード作品紹介】勘亭流戯筆さん
今回は歌舞伎文字書家の勘亭流戯筆(かんていりゅうざれふで)さんです。
江戸期に廃座の危機に陥っていた芝居小屋の大入満員・商売繁盛を願って書かれた看板用書体が歌舞伎文字(勘亭流)です。240年以上受け継がれてきた伝統技術を今も猶、手書きで書き続けている職人の一人です。パソコンのフォントにはない手書きの文字が持つ魅力をご覧になって頂けると幸いです。
勘亭流戯筆さんから「京の夏」ポストカード展に2点の作品をいただきました。
歌舞伎文字を使ったデザインが日本的で外国の方にも喜ばれそうなポストカードですね。季節のご挨拶にも最適です。
【インタビュー】勘亭流戯筆さん
Q1 今回の「京の夏」ポストカード展の作品が生まれたきっかけやストーリーを教えて下さい。
「祇園祭」という作品は、山や鉾で賑わうイメージとは違う形で京の夏を感じて頂ける作品をとの思いから制作しました。暑い夏の夕暮れ時、京町家で凉む人たちの耳に遠くから“コンチキチン”と祇園囃子が聞こえて来る様な風情をイメージしています。
「鯉」という作品は、歌舞伎の“夏”の代表作である〈鯉つかみ〉という作品の世界感を表す“鯉”を歌舞伎文字で表現するという所から始まりました。歌舞伎文字はただのフォントに過ぎないとか、絵画的表現は出来ないと言われてきた事に対して、夏というテーマを通して果敢に挑戦した作品です。
Q4 今後の活動のご予定と、これからチャレンジしてみたいことなどを是非お聞かせください。
海外の方に歌舞伎文字がどのように映るのか反応を見てみたいので、海外での実演などの機会があれば、是非挑戦してみたいです。
戯筆さんは現在大阪の誠華堂ギャラリーさんで「上方j勘亭流 三人展」を開催されていらっしゃいます。作品を直接ご覧いただける機会ですので、お近くの方は是非お立ち寄りください。
勘亭流戯筆さんの作品はインスタグラムでもご覧いただけます。
勘亭流戯筆さんの作品を含めた「京の夏」ポストカードの展示販売は7/31までとなっております。(延長の可能性有)
ポストカードはDEDEGUMO祇園店、または下記オンラインショップよりご購入いただけます。宜しくお願い致します。
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