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いのちと向き合う

茨城動物指導センターから新たに収容犬を2頭保護しました。

センターの現在の収容犬の頭数は110頭。
同行してくださった職員からは、以前に比べ少し頭数が減ったと発言がありましたが、それでもまだ100頭を超える犬たちがセンターにはいます。

センターに収容されている多くの人馴れしていない犬たちも、
時間と愛情とお金をかければ、人と過ごすことが出来ない犬はいないでしょう。

実際にセンターで犬たちと対面すると、この仔も保護できるのではないか、
もっと保護できるのではないかという、感情的な気持ちが芽生えます。

それでも、私たちが今保護できる頭数には限りがあり、100頭を超える収容犬の中から、ほんの数頭を選び保護します。
命を救うだけでなく、その先の未来にも私たちには責任があるからです。

ご飯を食べる、散歩に行く、たくさん遊ぶ

犬たちがストレスを感じることなく、健康に生きるために必要なことです。そして、人馴れしていない犬たちが、家族を持ち、人とともに幸せに暮らしていくためには、トレーニングの時間もたくさん必要になります。もちろん今の自分たちで責任をもって関わることが出来る犬でなければなりません。


「命を救う」という名の「命の選択」は、心が揺れます。

それでも、感情に流されず、自分たちのキャパシティを冷静に見つめ、その犬を幸せにすることが出来るのか真剣に考える。それが、目の前の命と向き合うことなのかなと、ここではいつも思うのです。

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