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呼び名が「苗字」→「名」に変わる時、特別な関係になる。

出会ってからだんだん呼び名が苗字じゃなくて、下の名前に変わる感覚がすごく好き。最初は日本人の礼儀から相手を敬う表しとして「○○さん」「○○君」とお呼びする。そこから何回か話すうちに心が打ち解けて、○○ちゃんと呼び方が変わるモードの瞬間、心が通った感じがしてとても好き。

リモート時代で「はじめまして」はオンライン上でというのも当たり前になってきた。名刺もオンライン上で交換したりしてるけど、まだ操作にまごまごしてる。

画面越しだから何となくよそよそしさは残りながら、時間だけが過ぎていく気がする。

今回の企画で5人は初めましての出会いだった。オンライン飲み会で少しお話したけど、まだ出会って間もないのに何かを一緒に企画をするお題がくるなんて思いもしなかった。

小学生の頃、クラス替えのドキドキ感と似ていて、はじめのうちは「何を話そう」と緊張していた。

「よろしくおねがいしますー」

どきまぎしながらも、こういった時には必ず人には役割があると私なりの持論があって、さぐりさぐり話を進めていく。

先陣をきってくれたのは見學くん。

「自己紹介からしますかー、どんなことやってるか教えてください!」

それぞれがクラウドホワイトボートのようなアプリを使用して(あやちゃんが見つけてくれた)書き込み始める。記入の内容を見ながら話しを膨らませていく。

「各自やりたいこと書いていきましょう」とブレストをはじめる。アイディアがたくさん出た。

「それいいですね」と常にプラスの言葉を降り注いでくれるひとみちゃん。「こんなのありますよ」と常に新しい情報を教えてくれる金津さん。

出し合う中で、わたしたちは「人の気持ちが温かくなるものをつくりたい」というのがまとまった。

◇ ◇ ◇

1回目のmtgが終わってあちゃんからメッセンジャーが来た。

「ちえこさんって呼んでいいですか?」

!!!

もちろんだよ、わたしはそう呼ばれるようになる関係が大好きなの!すかさず私も「あやちゃんって呼んでいい?」と返信する。ひゃー恥ずかしい。大人になってこんな機会に恵まれると思わなかった。

2回目からはみんな少し打ち解けてたと思う。だってもう、呼び方が変わってたから。

1回目に出たアイディアをいよいよ具体的に形にしていこうとまたアイディアを出し合う。相変わらず見學君と金津さんは新しい情報を持ってきてくれる情報マン。女性陣はそれに対してみんながやりたいものに近づけるよう起動修正を図る。

宿題期間中に「hotchocoletter」が生まれた。

見學君の閃きの手書きメモを金津さんがスパイスを加えてロゴに仕立てる。

あやちゃんがイメージに合う優しいイラストを添える。ひとみちゃんがそこにメッセージを添える。

あーまじりあう。溶け合う。みんなの良さが混ざり合って温かいものができあがった。

私たちはまだ一度も会っていない、オンライン上の仲間。沖縄から関東をつないで、こうやって心を通わせることができるのは今の時代らしい。

だけど、やっぱり早く直接会いたいです。

   

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