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採用に責任を持つべき

先日、ある有名店に新入社員で入る予定だった、石川県から東京に出てきたばかりの青年が、大変な中、僕のところに髪を切りに来てくれました。

最近、僕のところに来る新規のお客様は、大概、入る美容室を探している美容師さんか、美容専門学校の生徒さんなので、すぐにわかります。

彼もやはり、美容室を探しているようで、聞けば1度も内定をもらったサロンに行っておらず、もちろん社員にしてもらえず、働けるのもいつになるかわからない状態らしいです。

内定を取り消すつもりはないが、採用が、いつになるかわからないそうです。

彼は生活の為に、代りにバイトをしているらしいのですが、そのバイトもほとんど入れないようです。

僕も経営者なので、そのサロンの気持ちは充分わかります。痛いほどわかります。僕らも、相当キツいので、わかります。


しかし、敢えて言わせて下さい。


あまりにも、中途半端な対応が過ぎませんか?


どうしても採用出来ないなら、採用出来ないと言ってあげれば、あきらめもつき、次に進めるはずです。

採用する気があるのなら、助成金制度もあるわけですから、4月から正社員にして給料を少しでも保証してあげるべきです。

4月の最初だったら、まだわからないで済みますが、もう5月の半ばですよ。

僕も彼のように、田舎から何もわからず出てきて、不安だらけの中、夢だけを持って東京に出てきました。

もちろん、誰のせいでもない、コロナのせいではあるし、その会社の状況がどれぐらい危険なのかはわかりません。

しかし、どんな状況でも一度採用を決めたのであれば、責任を持つのが当たり前じゃないかと思います。責任というのは、別にお金だけのことではないです。

彼らは、未来の美容業界の金の卵です。

彼らの夢を踏みにじるような対応は許せません


4月から、DECOにも素晴らしい新入社員が4月から5人入ってきてくれました。

4月の売上減少や、先行きの見えない1年になるこては間違いないので、苦しくなるでしょう。

しかし、DECOの一員になったからには、彼らが諦めない限り、全力で一人前の美容師に必ず育てます。約束します。

僕らには美容師を育てる義務があります。美容という素晴らしい仕事をもっともっと素晴らしくしなければなりません。

ということで、2021年新卒採用募集を始めさせて頂きます。

中々、見学や施術に来るのは厳しい時期ですが、最大限対応させて頂きます。

今度、新しくなるホームページで詳細は載せて参ります。

よろしくお願い致します。



 





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