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定年制から引退制へ

定年制から引退制へ。

サラリーマンの雇用も、これから随分と変わるでしょう。
定年は45歳になる一方で。
働く意欲と能力があれば、本人が引退したいと言うまで働くことができるようになるでしょう。

ここで大事なこと。
本人に意欲があることは、もちろんですが。
会社が「雇いたい」と思ってくれるかどうかです。
生活があるから、我慢して会社にしがみついている人のことは、普通は雇いたいと思わないでしょう。
テクニカルスキルで、会社に貢献できて。
ピープルスキルで、職場を明るくできる人。周りに良い影響を与える人。
こういう人でなければ、雇いたい、一緒に働きたいなんて思いませんよね。

パナソニックでも、私と一緒にプロジェクトをやっていた人は、再雇用を毎年延長してもらって、70歳を越えて働いています。
役員たちよりも長く勤務していますね。
この方は、材料調達のITプロジェクトを長年やってきているので、まさに「生き字引」。
しかも、若い責任者を上手に盛り立て、新しい人たちにも親切に教えるので、職場になくてはならない存在になっています。

私が知っている中小企業では、すでに引退制を導入して、72歳まで働いている人がいます。
会社が雇いたくない人は、65歳まで延長してサヨナラですけどね。


プロ野球でも、ドラフト一位入団しても数年でお払い箱になる選手もいます。
ドラフト下位指名でも、35歳すぎまで活躍する選手もいます。

学歴は、入社するときには有利に働くことが多いです。
でも、入社してしまえば実力主義。
そして、学び続ける、努力を続ける人だけが生き残ります。

45歳リストラを厳しいと思う人は、引退せざるを得なくなる。
そんな時代になることでしょう。

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