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ふしだらな人間なんかいない

最近妙に調子が悪いと思っていたら、渡部建さんの不倫報道に関してTwitterなどで言われていることが、自分の過去の傷をえぐっていることにやっと気づいた。

他人の不倫の話など本来どうでもいいものとして通り過ぎていいはずなのだが、どうも他人事として見ることができないので、少し書かせてもらいたい。

渡部建さんが行ったことは罪だし、彼の不倫相手が行ったことも罪だと思う。人は犯した罪自体の責めは負わなければならないだろう。けれど、だからといってその人格や生きる権利までを否定されたり踏みにじられたりしていいとは思わない。

彼らのしたことはたしかに罪であり、ふしだらであった。けれど、彼らの存在が、人格自体が罪だとか、ふしだらだとかは、私は思わない。どんなにふしだらな行為を行うどれほど重篤な性依存症者であっても、その人の人格自体がふしだらだとは思わない。もっといえば私は、「この世にふしだらな人間などいない」と思っている。

その理由を以下に書く。これは非常に個人的な傷に触れる話で、かなりグロテスクだ。いわゆる黒歴史中の黒歴史だ。あまりに内容が世間に拡散したり曲解されたり、読者の一部が意図せずフラッシュバックを起こしたりすることは本意でないので、以下の内容は有料とする。

※性的な被害に関する具体的な記述があります。苦手な方はご注意ください※

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