松本直樹@decico

愛媛生まれ平成6年。 ”没頭”をテーマにした会社(decico)の代表です。 ブランド…

松本直樹@decico

愛媛生まれ平成6年。 ”没頭”をテーマにした会社(decico)の代表です。 ブランド作り・コンセプト設計・デザイン思考あたりが好きです。 【HP:http://decico.net

最近の記事

  • 固定された記事

投稿記事まとめ

多くの方にお読みいただけていることに大変感謝しております。 初めまして、合同会社decicoの松本直樹です。 普段はブランディング支援やコンセプト設計など経営面のサポートを中心に、WEBやDTPデザインの製作及びディレクションを行っています。 noteでは、デザイン経営やブランド設計の話を中心に発信しています。 記事から何らかのヒントを得て、あなたの事業がより一層安定・拡大すれば幸いです。 サービス デザイン経営 カイゼンブランディング・分析 わたしたちの組織・

    • ダイバーシティ。企業の二極化について

      数年前までの社会では「持続可能性」に関する話題が盛り上がりを見せていたと感じます。一方で近年では「ダイバーシティ(多様性)」が着目され始めていますね。 多様性に対する捉え方は、企業風土を決定付けたり、採用基準になるような重要な要素だと感じます。 またこれからの社会では、様々な面で二極化が進みそうです。 そんな中で企業はどのような立ち振る舞いをするべきか考えてみました。 多様性が着目されている「着目されている」というと少し認識が違うかもしれません。例えば持続可能性においては

      • 進化型組織を作る【導入前編】

        こんにちは。 弊社を進化型組織にした軌跡を残したいと思います。 この記事は3編で構成されています。 ①進化型組織を作る【導入前編】 (本記事) ②進化型組織を作る【導入実施編】 ③進化型組織を作る【導入後編】 本記事を書いている今、弊社の現状は【導入前編】です。「いよいよ導入ですよ」といった導入前どころか、絶賛導入準備中です。 そんな中で、実現してもいない組織改革を公開していくという、いかにも進化型で前衛的な取り組みです。そしてもちろん残りの二編はまだ「書いていない」

        • 人手不足解消・採用成功ために

          どの業界も人手不足な状態ですね。 その中でも特に介護業界は深刻な問題となっています。 介護業界は、各一般企業が抱える「人手が足りなくて利益が伸びない」といった企業毎の問題だけではなく、社会全体として「介護希望者に対して提供が追い付かない」という点が課題である。この課題を解消するためには、従来の採用活動というシンプルな枠にとらわれない総合的なアプローチが求められます。 採用に対するアプローチ従来の枠にとらわれない総合的なアプローチと書きましたが、何も大きな改革は必要ありませ

        • 固定された記事

        投稿記事まとめ

          IT事業者が介護事業を行います。

          こんにちは。 久しぶりの投稿になります。 さて今回の記事は弊社の進展と振り返りです。 これまでの3年間、アプリ事業やWEB系の制作に保守関連、各種デザインを中心に少し映像系の事業に手を出してみたりなど、IT業界において広いジャンルで活動してきました。 会社と呼ぶにはまだまだ規模の小さな事業所ですが、しっかりと「IT企業」と名乗れる自信のある活動を行ってきました。 そんな我々が今回、畑違いの介護事業を行う事になりました。 ちょっとご興味ありませんか…? これまでの足取り

          IT事業者が介護事業を行います。

          経営は真似できない。しちゃいけない。

          テレビや本で敏腕経営者の素晴らしい経営を目にすると、「さっそく自社に取り入れよう」と思いませんか? 経営の始まりは真似でもいいかもしれません。むしろ明確な経営方針がない状態では、真似をする事が最初の一歩目でしょう。 しかしある程度基盤ができた状態で無配慮に新しい経営手法を導入してしまうと組織のバランスが崩壊する可能性があります。 経営者は「ひとつの軸」を用意し、社員延いては顧客と共にそれを守る必要があります。そのために、新たな経営手法を取り入れる際にはそれを自社に通じる

          経営は真似できない。しちゃいけない。

          あなたの顧問ブランドマネージャー

          あなたの隣に寄り添って。事業を始めると、自分の専門外の領域が多くある事に気づきます。 それを補うための「顧問弁護士」や「顧問税理士」があるように、「顧問ブランドマネージャー」としてあなたの事業をサポートします。 フリーランスや起業という道を選んだ方はそれぞれ、その選択に至った強い思いがあるはずです。「自分の理想の環境で仕事をしたい」「好きな事でお金を稼ぎたい」「自分の得意な能力をもっと伸ばしたい」「多くの人の役に立ちたい」と。 多くの方はその思いを叶えるために情報のアン

          あなたの顧問ブランドマネージャー

          ビジネスがローカルに戻ってきている。

          最近、多くのビジネスがローカルに戻ってきているように感じる。 もう少し噛み砕いて表現すると、ひと昔前まで重視されていた「社会全体のグローバル化」にピリオドを打ち、再び地域戦略の重要性に着目する必要が出てきていると感じる。 この変化はあくまでも会社やコミュニティなど組織単位の問題であり、事実として社会全体がグローバル化しているのは言うまでもない。 組織単位でのグローバル化に伴い、「IT化」や「DX」といったワードをよく目にする。今回は地域戦略の必要性を中心に、それらの取り

          ビジネスがローカルに戻ってきている。

          コロナ禍なのに過去最高売上を達成した美容室の話

          世の中はコロナウィルスにより集客が厳しくなり、軒並み売上が落ちている中、「過去最高売上」を達成した美容室の話をする。 この美容室は、もう10年近く経営されている。 その10年近い年月の中で、今が過去最高の売上とは驚いたものだ。 それは偶然ではなく、これまで技術力を売りにしてきたオーナーさんが、本腰入れて「経営」を学び始めた結果である。 本noteではこの夢物語を生み出した数々の取り組みのうち、「顧客分析」と「ターゲット選定」を中心に話を進める。美容室での話だが、もちろ

          コロナ禍なのに過去最高売上を達成した美容室の話

          弊社コンセプト【没頭】

          弊社コンセプトの設計における背景や思いなど、書かせていただきます。 これから仕事を共にする仲間や、弊社と関係を持つ企業様に対してのメッセージになればと思います。 私たちの在り方コンセプトの上層表現として、以下の内容を掲げている。 これらのコンセプト設計の背景には、「変化の時代」と称されルールチェンジが激しい現代で生き残るために、新たな価値を生み出すイノベーション力が必要不可欠だという考えがある。 そして、イノベーションを起こすためには「知の深化」と「知の探索」が鍵であ

          弊社コンセプト【没頭】

          NETFLIXとデザイン経営

          NETFLIXは自社の経営戦略をデザイン経営だとは言っていないが、私はNETFLIXの経営戦略はデザイン経営の理想のひとつだと感じる。 NETFLIXの企業文化に沿って経営の考え方について触れることで、自社にデザイン経営を取り入れる際の重要なヒントを手に入れていただきたい。 1997年の創業以降、急成長を遂げたNETFLIXの企業文化は世界一「自由」な会社と形容され、その経営は常識破りの発想に満ちている。 その詳細については『NO RULES 世界一「自由」な会社、NET

          NETFLIXとデザイン経営

          【やるしかない】デザイン経営まとめ

          デザイン経営の必要性と重要性を中心に、導入までの手順をまとめました。 デザイン経営を取り入れるステップから、デザインへの投資効果についても触れています。 本記事では、「デザイン経営」という言葉がしっくりきていない方を対象に、多様なキーワードでデザイン経営について触れていくことを目的とします。 ----- 初めてお読みの方へ 合同会社decicoの松本です。 IT・デザインを用いてコンセプト設計・ブランド設計を行っています。 持続的な企業作りのためのヒントになれ

          【やるしかない】デザイン経営まとめ

          世界観の必要性。またはコミュニティの在り方について。

          このnoteはアート的な観点から世界観の作り方を説明するものではなく、ビジネス的な観点から考える世界観の必要性について、前知識がなくても楽しめる読み物として書いた。 また、企業と顧客の付き合い方において重要な観点となるファン化に着目し、これからの時代における中小企業の生存戦略を考えてみる。 本noteでは、「遊びがビジネスになる」「体験が価値を生む」「サブスクビジネス」「ダイレクト課金」といった事をキーワードに話を広げていく。 (前半はどこかで聞いたことがある当たり前の

          世界観の必要性。またはコミュニティの在り方について。

          フリーランスの生存戦略。相手を勝たせる働き方。どこまで無料でやればいいのか。

          これからのフリーランスや小規模事業者はどう戦って行けばいいのか。 また、どこまで無料でやってあげるかというフリーランス特有の悩みまで紐解いていく。 さらに、「今後ともお願いします」と言われたきり今後の依頼がないなど、その理由を解明していく。 所要時間:6-8分 前回の記事では、信用という側面から個人と法人の違いを捉え、より優位にビジネスを回していくために必要な持続可能性について触れた。 今回はそのなかでもさらに、相手を勝たせる(持続させる)働き方について考えていく。

          フリーランスの生存戦略。相手を勝たせる働き方。どこまで無料でやればいいのか。

          税制面以外での法人化のメリット。または新時代の信用について。

          完読目安6-8分 これまでに3度の開業と廃業を繰り返し、その間に他業種へと幾度となく転職してきたが、昨年の2020年6月に現在の会社を設立しまもなく2期目を迎える。その節目として、法人設立後の1年と、ビジネスを始めてからのこれまでの10年を振り返ってみたいと思います。 とくにこの1年での気づきは非常に多く、中でも持続可能性について大変勉強になりました。 持続可能性が今回のポイントです。 「ただ長年やっていること」よりも「長年続けられる仕組みを作っていること」の方が遥かに

          税制面以外での法人化のメリット。または新時代の信用について。