シッコ停止
デザインのフィードバック時にたまに思考停止してると言われることがある。あまり良い意味ではないことはお察しいただけるだろう。何も考えていない惰性でただ手を動かしてそれっぽいものを作るとこのような評価を受けることになる。
それの何がいけないのかというと既存のなんかありそうなやつになりがちで要件に応じた差別化がなされないばかりかチャレンジしていないとみなされる。徐々に仕事に慣れきた中級レベルのデザイナーが陥りがちな症状とも言える。
これの打開策としては目的に立ち返ってそもそものアプローチを見直すこと。そこからリカバーしようとしてもドツボにハマってただただ無駄な時間を浪費することになると経験則でだいたい想像が付く。その時点で思考停止に気付いた、気付かされただけまだマシなのである。
未然に防ぐ方法はないだろうか。その影は無意識に忍び寄るためなかなか気付くことができない。きっと一生そのことに気付かないまま職業人生を終える人だっているだろう。
だから他人から思考停止を指摘された時、あぁ俺はラッキーだったと思って速やかに今立ち上げているプロジェクトを閉じる。深く息を吸い込み気持ちをリセットする。そう、この指摘を受けた後は元のクリエイティブの何倍もの精度で目的合致性をクリアするアイデアや表現が求められる。
でも大丈夫、君の脳みそがしっかり働きさえすれば課題はもう9割終わったも同然だからだ。
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