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試合でボコボコにされた日

本日、自分が運営しているサッカースクールの練習試合がありました。

相手は県内屈指の強豪チーム。(Aチームだったかは分かりません)

結果はボコボコ。二桁はいってるくらい点を取られて、得点はゼロ。選手は前半から実力差に打ちひしがれていました。明らかに血の気がなくなり、顔が青ざめ、その場から逃げ出したいくらいの悲壮感。

「早く終わってくれ…」

私も小学生の頃、何度かやられた経験があるので気持ちは痛いほど分かりました。この状態では外からどう声をかけても選手には届いていないでしょう。そういうマッチメイクをしてしまった私の責任でもあります。相手チームは普段通りプレーして、点差が開いても遊ぶようなことをすることもない良いチームでした。むしろ、こちらが何度かゴールに迫るシーンで、一点もやらせない気迫を感じて素晴らしい姿勢だと感じました。

こういった状況は、特に4種で指導している方は一度は経験があるのではないでしょうか?

私は今日、1日中その試合が頭から離れず、ひたすら選手達の心が折れるシーンが甦ってきます。

皆さんはどう頭を切り替えていますか?

そして選手たちと今後どう向き合いますか?

私は自分の経験も踏まえて、
「県内トップレベルのチームに対して、自分達がどのくらいの位置にいるのかがわかる試合だったと思う。通用するところもあったし、そうでなかったところもある。コーチも小学生の頃はこういう試合を経験して、今も悔しさが頭に残っている。でもあの時に立っていたフィールド選手でプロのカテゴリーまで行ったのはコーチだけ。

なぜならプロになるまで諦めなかったから。そして、どうすれば効率的に上手になれるかをひたすら考えていたから。プロになれたことに満足してしまって、プロの世界では活躍できなかったけどね。

君たちに与えられた時間は平等。誰もが24時間しかない中で、練習時間は限られている。一緒のように練習しても差は縮まらない。縮めたければ、どういう練習が今自分に必要なのかを自分自身で考えることだよ。サッカーだけじゃなく、英語も同じ。どうやって勉強すれば、英語が話せるようになるかをコーチは必死に考えてきたから今がある。

今日の試合を振り返って、ただガッカリするだけじゃなく、何が今必要なのかを考えて一緒に取り組んでいこう。」


選手は自分の指導力を映す鏡

選手が揃わないとか、学年差があるとか、色々と頭では言い訳をして納得させようとするけれど、結局は自分の指導力のなさが結果に表れているだけに過ぎない。

選手のモチベーションにばらつきがあるのは、ばらつかせてしまっている自身の声かけに問題があるかもしれない。

同じように教えているつもりでも、実力差がチーム内に出てしまっている現状は、自身の指導力のなさが影響しているのかもしれない。

選手に話したこと以上に、自分自身の指導がどうだったのかを振り返り、改善していく作業はこれからも繰り返していかなければいけません。それが大きな指導スタイルの変更になるのか、少しのマイナーチェンジで済むのかはわかりませんが、現状維持が良いはずがないのです。

自分への戒めとして、書かずにはいられなかった。

また明日から、選手達と向き合い、ともに取り組んでいきます。


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