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2020.12.29手記

その喫茶屋を訪れたのは
まだ、10時を回った頃だった
けれどその日の私たちは
もう喫茶店は2件目で
さっき食べたモーニングでお腹は
パンパン。
ちょっとゆっくりしようかと
たまたま見つけた
珈琲屋さんだった。
とても狭い10人ほどが座れるかといった店内は馴染みの常連さんだけ。

ふと目をやると
大きなアルバムが3つそこにあって
手作りの写真集があった
A3にプリントされた写真と
写真を撮った時のメモが添えられていた。
単調な構図になってしまい失敗作
なんて自分の写真に淡々と撮った時の
思いなどが書いてあった。
その写真たちは
SNSに載せてたら
誰もがスクロールで飛ばしてしまいそうな
そんな写真達だったけれど
プリントされたその映えない写真達は
私の心を掴んで話さなかった。
多分鼻で笑ってしまうこともできるような
その写真たちの意味は
見なきゃ分からない迫力や
静かな熱がこもっていて。

2019年の撮り納めでこんな素敵な出会いが
出来たことは今年の締めくくりには
最高だったんではないだろうか。
2020年の私が向かうべき写真の在り方に
とても深い何かを遺した

そして神戸でも有名な珈琲屋の
お弟子さんのやっていた其の店で
珈琲を頼まなかった私たちの
2019年の反省も深い

先程見つけた
2020.12.29の日記?こんなの書いてたのか・・・
多分この時の感覚を忘れたくなかったんだうな

自家焙煎 珈琲人


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